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【レビュー】呪われたオルゴールから始まる『ソングオブホラー(Song of Horror)』がマジでヤバかった 絶対買うべき激推しの理由(ネタバレなし版)

ゲームレビュー

今回は僕のチャンネルで最多配信回数となった『ソングオブホラー(Song of Horror)』の初見プレイについてレビューします!元々は視聴者さんからのオススメでプレイしましたが、ガチハマりしてしまい、めっちゃ大好きなゲームになりました。

そんなプレイし倒した僕が、『ソングオブホラー(Song of Horror)』の魅力とオススメポイントについて徹底解説します。ぜひ皆さんにもプレイしていただきたい激推し作品ですのでチェックしてみてください。

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まずは結論から 『ソングオブホラー(Song of Horror)』のオススメポイント3つ

※プレイ画面キャプチャーより引用

まず、今回に関しては結論から言います。このゲームはホラーや探索好きなら絶対にやるべきゲームだと断言できます。その理由は次の通りです。

恐怖感の演出が素晴らしい

ホラーゲームはたくさんありますが、恐ろしい敵がたくさん出て来たり、非日常的な世界観やジャンプスケアを多用したゲームが多い中で、このゲームは比較的静かなゲームだと思います。しかしながら、本来の『恐怖感』というのは、『気づいてしまった時に怖い』という感覚が大事ではないでしょうか?

あからさまな脅かしではなく、日常的な風景に『なんかおかしい』と思わせる演出が加わることで、真の恐怖を体験できる作りになっています。

ゲーム内のキャラクターと心理的な同期が出来る

所謂『感情移入』とは少し異なりますが、始めは何が起きているのか分からない状態からゲームがスタートします。とりあえず不気味な館に行ってみた。行ってみたら何か変だ。変だから調べてみた。調べてみたら・・・という段取りが非常にうまく構成されており、キャラクターの心理状態とプレイヤーの心理状態が完全に一致した状態で物語を進めることが出来ます。

感情移入や心理的な同期というのは、プレイヤーによって様々ですが、このゲームのすごいところは最初から最後までキャラクターとプレイヤーの同期が途切れないように作られている部分ではないかと思います。『ストーリーの山場』という表現がありますが、このゲームには山場は無く、逆を言えば常に山場となっています。

何といってもストーリー構成が秀逸

このゲームの最大の魅力であり醍醐味ですが、ストーリー構成が非常に素晴らしいと思いました。主人公はたまたま取ってしまった上司からの電話で、行方不明になっている仕事相手の家を訪ねることになります。家に行ってみるとその仕事相手が居らず、家の中は不穏な空気に包まれていました。

何とか居場所を突き止めようと、半ばめんどくさそうに探索していく主人公が奇怪な現象に狂わされていくという流れが非常に素晴らしく、その先の物語の展開も常にハラハラする作りになっています。

こんな人にオススメ!『ソングオブホラー(Song of Horror)』にハマる人はこんな人

おすすめポイントを踏まえて、『こんな人には絶対おすすめ!』というプレイヤー属性を、僕の私見を踏まえて解説します。

ホラーが好き

※プレイ画面キャプチャーより引用

これは当然ですが、ホラー作品が好きという人は間違いなくハマると思います。特に、脅かしが多いだけのホラーではなく、心理的な恐怖感や微妙な違和感など、リアルなホラーが体験したい人には間違いなくオススメです。日常的な風景があるきっかけを元に大きく変化してくような、非日常でありながら『こんなことがあってもおかしくない』というリアリティを保ちつつ恐怖が継続する『ソングオブホラー(Song of Horror)』は、ホラー好きには堪らない作品に仕上がっていると思います。

探索が好き

ゲームは5つのエピソードで構成されており、それぞれのエピソードで少しづつストーリーが展開し、関連してくる登場人物も変化していきます。その中で、ゲームを進めるためには探索をしつつ手掛かりを探していく必要があり、探索要素は文句のつけようがないくらいのボリュームです。

また、ただただ探索に時間がかかるだけではなく、全ての要素が合理的に配置されているので、飽きがこない設計になっている点もオススメできるポイントです。

謎解きが好き

※プレイ画面キャプチャーより引用

探索していく中でいくつもの謎解きが待っています。このゲームの謎解きの難易度は比較的高いほうだと思います。僕自身も非常に苦戦しましたが、探索してく中で得られた手掛かりをよく考えて慎重に進めていけば難しすぎるという点は無いと思います。

ただ、他のゲームと違って、ヒントを全部集めれば解けるというわけではなく、得たヒントから自分で考察して答えを導き出すというようなものが多く、頭を使っていく必要があるというのもこのゲームの特徴です。敢えて言葉で表現するならば『文学的な謎解き』が多かったように僕は感じました。

『ソングオブホラー(Song of Horror)』の物語のあらすじ(ネタバレなし)

それでは、ここからはゲームのお話について少しふれていこうと思います。ネタバレしないように書いていこうと思いますので、未プレイの方も安心してください。ネタバレ有りのストーリー考察は別記事にて徹底解説しています。

『ソングオブホラー(Song of Horror)』主人公の『ダニエル・ノイヤー』は出版社に勤める男性。仕事から帰った自宅で上司からの電話を取ると、行方不明になっている作家の『セバスチャン・P・ハッシャー』を探してほしいと依頼を受けます。気の進まないダニエルは仕方なくハッシャーの自宅を訪ねることとなりました。

広大な土地に佇むハッシャー邸は大きな屋敷で立派な建物ですが、屋敷の中にはハッシャー本人はおろか家族の姿も見当たりません。鍵もかかっていない屋敷の中をダニエルが進んでいくと一つの部屋で不思議なオルゴールの音が聞こえました。

そのオルゴールの音色を耳にした瞬間からダニエルの人生は大きく狂わされていきます。奇妙な幻覚や奇怪な心霊現象に悩まされ、自分が自分でないような感覚に陥ったダニエルは、とりあえず居なくなったハッシャーの行方とこの奇妙な現象の原因を突き止めようと奔走します。

ハッシャーはなぜ失踪したのか。ダニエルが呪われてしまった理由は何なのか。そして、あのオルゴールの音色の正体は・・・。様々な謎を解き明かすため、ダニエルに出来ることは手掛かりを辿っていくことしか出来ませんでした。そこから訪れる真実が明らかになった時想像を絶する恐怖が待ち受けているのでした。

ココが他とは違う!『ソングオブホラー(Song of Horror)』のゲームとしての特徴

ここからは物語から少し離れて、ゲームとしての特徴についてご紹介します。このゲームをより楽しむために僕が意識していた点も含めてご紹介しますので、ぜひチェックしてください。

最初は面倒だけど実はこれがミソ!『ソングオブホラー(Song of Horror)』の最大の特徴の一つラジコン操作視点

ゲームとしての特徴を一つだけ挙げろと言われたら、真っ先にこれを『ソングオブホラー(Song of Horror)』の特徴だと紹介すると思います。それは、所謂『ラジコン操作視点』であるという点です。初代バイオや一部の作品はこのラジコン操作の作品が多いですが、いづれもゲームが制作された時期の技術的な理由や、グラフィック処理などのハードの問題に起因していることが多いです。

しかし、この『ソングオブホラー(Song of Horror)』では、敢えてラジコン操作にしていると言っても過言ではなく、逆にこれが物語の恐怖感を引き立たせていると僕は感じました。

一応語弊の無いように付け加えると、『ソングオブホラー(Song of Horror)』については完全にラジコンではなく、ある程度視点が動いてキャラクターを操作することが出来ます。しかし、必ず視点の位置が固定されている為、同じ角度からキャラクターを操作することになります。ちょっとここは言葉で説明が難しいのでプレイ動画を参考にしていただければと思います。

※プレイ画面キャプチャーより引用

僕自身も、ゲームをやり始めたころはこの独特の視点が非常にやりづらいと感じていました。特に、僕はマップを覚えるのが苦手なので、今現在自分がどこにいて、どこに行かなければいけないのかというが分からなかったり、アイテムや部屋の位置がわかりにくかったりしました。

しかし、ゲームを進めていくと実はこの視点こそが『ソングオブホラー(Song of Horror)』の特徴の一つであるという事に気付きました。

一般的な一人称視点や三人称視点で制作することもできたと思いますし、2020年の作品の為技術的な問題やハードの問題も無かったと思います。では、何故制作側がこの視点に拘ったのか。僕の答えは『何かに見られている』という事を表現しているのではないかと思います。言葉にするならば『二人称視点』という事になると思います。

プレイを終えてみて思うのは、あの視点は、キャラクター達が逃れようとしていた『何者か分からない何か』の視点だったんじゃないかなと思いました。公式見解を見たわけではないですが、個人的にはそう解釈しています。

この独特の視点に慣れると、探索の楽しさがさらに広がったり、謎解きのヒントになったりもするので、ぜひプレイする場合はここのポイントを押さえていただければと思います。

『気づいたら恐怖』分かってしまうと超絶恐ろしい『ソングオブホラー(Song of Horror)』の恐怖演出

※プレイ画面キャプチャーより引用

ホラーゲームとして素晴らしい作りだという事はすでにご紹介しましたが、プレイ中に何度も『え、なんかおかしくない?』という場面に遭遇しました。

言葉にすると陳腐になってしまうのですが、『見えてはいけないもの』を度々目撃することがありました。謎解きや探索が比較的難しいのでリトライしていますが、1回目では何もなかったはずなのに、2回目にリトライしたときになぜか人影のようなものが見えたり、逆に見えたはずのものが見えなくなったりと、とてもリアルな恐怖演出が多数ありました。

僕自身もライブ配信中に視聴者さんから指摘されて気付いたり、逆に僕は変だと思っているのに視聴者さんは何とも思ってなかったりという事が何度もあり、ゲームの中の恐怖なのか、自分に何か起こっているのか・・・そんな不思議な感覚をもちながらゲームをプレイすることが出来ました。

ホラー好きにとっては堪らない演出になっていると思いますので、是非チェックしてみてください。ただし、それがゲームの中で起こっている恐怖演出なのか現実の事なのかは保証できませんが・・・

マジでリアル!『ソングオブホラー(Song of Horror)』の音響はイヤホン推奨!

最近のゲームはグラフィックも音響も非常にリアルなものが増えましたよね。『ソングオブホラー(Song of Horror)』についても同様の事が言えるのですが、加えてこの作品のすごいところは『恐怖演出としての音響のタイミングが絶妙』という点です。

視覚的な恐怖演出があるという点を前述しましたが、聴覚的な音響効果も非常に優れています。よく聞かないと分からないようなレベルで人の声が聞こえたり、不意にドアが開く音が聞こえたりと、一人でやっていると本当に怖くてプレイが出来なくなる方も居ると思います。

是非プレイする場合はイヤホンを付けてプレイしていただくと、聞こえてはいけない音に気付けると思いますのでチャレンジしていただければと思います。

見つかったら終わり『ソングオブホラー(Song of Horror)』は失敗したら最初からやり直し

これも『ソングオブホラー(Song of Horror)』の特徴の一つだと思いますが、ゲームオーバーになると最初からやり直しとなります。一般的なゲームはチェックポイントが設けられており、一定のところまで進んだら手前のチェックポイントからリトライというゲームが多いと思います。

しかし、このソングオブホラーについては、エピソードの区切り、つまりエピソード単位でやり直しになります。ひとつのエピソードで、序盤でゲームオーバーになっても、もうすぐクリアだという終盤でゲームオーバーになっても、いづれもエピソードの始まりからリトライすることとなります。

難しい部分では心が折れそうになりますが、リアリティがありそれも一つの特徴かなと慣れるしかないかもしれません。また、各エピソードで複数キャラクターを選択できますが、どのキャラクターからプレイするかによってもクリア難易度が変化します。これは、キャラクターによってスキルパラメータが違うので、ステルスが特異なキャラクターや力が強いキャラクターなど個性があり、それも『ソングオブホラー(Song of Horror)』のリアリティを増幅させていると思います。

まとめ

という事で、『ソングオブホラー(Song of Horror)』について激推しポイントをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?今回の記事はネタバレなしで紹介しましたが、ネタバレ有りストーリー考察もご紹介していますので合わせてご確認ください。

それでは今回はこの辺で。

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