先日開催されたSummer Game Fest 2025にて、バイオファン待望のシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(BIOHAZARD requiem)』が発表されました!
すでにたくさんのメディアにてこのビッグニュースが報じられている状況ですが、独自目線で徹底分析をしていこうと思います。
最新作についての考察や、噂されている『バイオハザード アウトブレイク』との関連性などを掘り下げて、勝手にワクワクしようと思います。長年バイオファンの方はもちろん、近年のシリーズ作品からバイオファンになった方、実はまだバイオをプレイしたことがない人まで、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
バイオハザード レクイエム発表の反響
僕がバイオハザード レクイエムについて知ったのは、6月7日(土)の朝でした。ふとYoutubeを開いたところ、Summer Game Fest 2025の動画がたくさんのチャンネルで放送されており、その一つを見ました。
すると、何かの偶然なのかちょうど発表のタイミングで画面に表示されたのは『2026年2月27日 発売 バイオハザード レクイエム』という最後のシーンでした。
※上記はカプコン公式ティザー動画
これにはさすがにビックリして、さっそくシークバーを戻して発表が始まったであろう部分から食い入るように動画を観ると、『グレースって誰?』『R.P.D.じゃん!』という皆さんと同じ衝撃を味わったところでした。
週末の各メディアではこの話題で持ちきりとなっており、特に発売日まで明確に発表されたことが驚きとして受け止められているということが印象的でした。

また、6月9日の株式市場では、日経平均が前日比で0.92%の値上がりに対して、カプコンは3倍以上の上り幅を見せ、ゲーム好きだけではなく経済市場としても高く評価されている事がわかります。

このように、いくつかの事前情報は飛び交っていたものの、実際に公式発表としてシリーズ最新作が発表された衝撃がいかにインパクトとして大きかったかが伺い知れます。
バイオハザード レクイエムの公式ティザー動画を分析
それでは、まずは情報源であるティザー動画を分析していきます。
主人公と思われる『グレース・アシュクロフト』
動画の冒頭で、FBI関連の施設内部を歩く黒人の男性。彼が向かった先は、グレース・アシュクロフトのデスクでした。グレースのデスクには何やら物騒な事件を調べているような様子が見受けられ、すでにバイオ感を醸し出しています。

デスクが結構散らかっていて忙しそうですが、次のカットでグレースはマルチモニター派であることがわかりました。まぁ、これはどうでもいいかw

グレースを呼び出した黒人のおじさんは上司とみられ、デスクの上には『ネイサン』というネームプレートが『スペシャルエージェント』という肩書とともにおいてありました。おじさんは、指示を受けていたレポートが遅れていることを謝罪するグレースに対して、また別の事案が発生していることを示唆し、実際に現場に行くように指示を出しました。

しかし、その行き先を見た瞬間グレースの表情が凍り付きました。

ネイサンが示した行先は『レンウッドホテル』という場所で、なんとその場所は、グレースの母親が亡くなった場所であるというのです。
個人的に少し気になる部分なのですが、レンウッドホテルへ調査に行くことを指示した後、ネイサンは『そろそろ過去と向き合うべきじゃないか?』とグレースへ告げます。
グレースの母親が、『バイオハザード アウトブレイク』にて登場した『アリッサ・アシュクロフト』ではないかという考察をされている方が非常に多く、大多数の意見なのですが、僕はアウトブレイクをプレイしたことがなかったため、『母親の死に対して向き合うべき』と促すネイサンの心理が少し気になりました。
ネイサンからの指示に葛藤を隠せないグレースですが、次のシーンではどこかへ監禁されているグレースの姿が映し出されます。

手術台なのかストレッチャーなのか、何かの上に手足を縛られた形で助けを求めるグレース。右腕には点滴と思しきガーゼや、胸には包帯も見受けられます。なんとなく、『何かされたのでは感』がありますが、詳細はまだ謎のままです。
『離れないで』という言葉とともに、どこかの廊下のような場所が映し出され、レンガ造りの壁にはたくさんの行方不明者の張り紙が貼ってあります。
そして、おそらく多くの人が注目した次のシーンがこちら。(下記の画像は意図的に明るさとコントラストを調整しています)

誰!!!!???
一部の考察動画などでは『特別な子 選ばれし子』というセリフから、スペンサー卿では?という指摘もありますが、上記の画像をよく見ると、頭頂部にも髪の毛がそれなりにある気がするので別人ではないのかなと思っています。
また、分厚めなコートを着て手袋をしているようにも見えるので、ヴィレッジに登場した4貴族の一人『カール・ハイゼンベルク』やRE:4に登場した『ルイス・セラ』のような服装に感じました。
その後、荒廃した町の中で、崩れかけの『R.P.D.』が映し出されたところで、『これはバイオだ』と誰もが直感したことでしょう。R.P.D.の内部も僕たちがプレイしたRE:2やRE:3の内部そのものがそこにありました。

警察官らしいゾンビやでかいリッカーのような化け物が建物をうごめく映像が流れる中で、僕が少し気になったのは次のシーンです。

おそらくゾンビや化け物がいた建物と同じなのでは?と思っているのですが、何かを抱えるような様子でこちらに背を向けて歩く女性のような姿が映し出されます。直後に画面は暗転して、化け物の口元と、『RE9』というロゴが表示されます。これも少し違和感がありました。

気になったのは、何故『RE9』という表記がアップで映ったのかという点です。
『requiem』の『q』が数字の『9』とリンクしておりシリーズの9作目であるということは承知の通りです。しかしながら、リメイク作品を示す『RE』という文字とともにわざわざ強調して表示されたのは何か意味があるのではないか?という風に感じました。
もしかしたら、次回の最新作は単純なナンバリング最新作というだけではなく、過去作のオマージュやリメイク要素が含まれるのではないかというのが僕の考察です。
そこで重要になってくるのが『アリッサ・アシュクロフト』の存在です。
バイオハザード アウトブレイクについて調べてみた
すでに長年のバイオファンであれば『アリッサ・アシュクロフト』がバイオハザード アウトブレイクの登場人物であり、バイオ7でも記者として名前が登場することはご存じでしょう。
僕自身はバイオハザード アウトブレイクをプレイした経験がなく、今回初めて知りましたので少し調べてみました。同じように未プレイの方は参考にしてください。
基本情報
ゲームの基本情報
- ジャンル:サバイバルホラー(協力型)
- 発売年:2003年(日本)
- 対応機種:PlayStation 2
- 特徴:シリーズ初のオンラインマルチプレイ対応
舞台
- 舞台は「ラクーンシティ」という架空のアメリカの都市。
- 『バイオハザード2』や『バイオハザード3』と同じく、T-ウィルスによるゾンビ災害が起こる中での脱出劇。
登場キャラクター
- プレイヤーは8人の一般市民(警官、看護師、配管工など)から1人を選んでプレイ。
- それぞれに特殊スキルがあり、使い方によって攻略方法が変わる。
シナリオ制
- ストーリーは「シナリオ」と呼ばれる複数のエピソードで構成されており、各シナリオで異なるロケーション(ホテル、地下鉄、病院など)を探索して脱出を目指す。
- 各シナリオごとに「制限時間」があり、時間経過やイベントでゾンビが増えていく緊張感がある。
協力プレイ
- オフラインではNPC(他のキャラ)が協力してくれる。
- オンラインでは他のプレイヤーと最大4人で協力してプレイ可能(日本版ではサービス終了済み)。
音声チャットなしのコミュニケーション
- チャットは使えず、「HELP!」「THANK YOU」などの定型文で連携。
- これにより、恐怖と緊張感を損なわずに没入感を保っている。
シリーズの位置づけと続編
- 本作は『バイオハザード』シリーズのスピンオフ作品であり、本編の補完的な内容。
- 続編として『バイオハザード アウトブレイク File 2』も発売された(2004年)。
- シリーズの中でも「協力」「市民視点」「マルチエンディング」が特徴的。
今からバイオハザード アウトブレイクをプレイする方法は?
バイオハザード レクイエムと関係するなら一度はプレイしてみたいと思い、どうやったらプレイできるのかを調べてみました。
結論から言うと、結構難易度が高いです。
そもそもPS2専用ゲームとして発売されており、家庭用ゲーム機としてはPS2もしくは互換性のあるPS3がないとプレイが出来ない。
エミュレーターを使えばPCでもできないことはないが、BIOS抽出などのためPS2本体が必要になり、海外サーバーの使用が必要(ややこしいので詳しい解説は省きます)。
ということで、今からアウトブレイクをプレイしたいという場合は、ハードオフとかに行ってPS2本体とゲームソフトを買ってくるのが一番容易な方法かなと思います。
現在残っているバイオハザード アウトブレイクについての情報
色々調べたところ、WayBackMachineというサイトにてアーカイブが残っていたので、当時の公式サイトを閲覧することが出来ました。ご興味のある方は、こちらのサイト(Way Back Machine)にて閲覧することが出来ますのでどうぞ。動画なども一部閲覧することが出来ます。

下記の左から2番目の女性がアリッサ・アシュクロフトですね。どことなくグレースに似ている気がします。まぁ、母親だとしたら当然かw



バイオハザード レクイエムの内容を勝手に予想
さて、ワクワクが止まらないバイオファンにとっては、次回作の内容がどんな内容になろうとも、その内容に胸の高鳴りを抑えることが出来ないでいる事でしょう。
ここからは、僕が勝手に想像した次回作の内容とその理由について少しだけ語っていきます。
【勝手な予想①】次回作の内容としては『裏側』になるのでは?
崩壊したラクーンシティの映像がある事や、アウトブレイクが一般市民の脱出劇を描いた作品であったという点から、バイオハザード レクイエムについてもこれまでのバイオの歴史の裏側を描いた作品になるのではないかという勝手な予想。
何故裏側と予想するかというと、ラクーンシティ事件が1998年の出来事なので、仮に次回作の時間軸が2024年から2026年前後だとした場合、実に四半世紀の時間が経過しています。
ティザー動画では崩壊したラクーンシティが描かれていましたが、25年もあれば復興されているのでは?と思うので、ラクーンシティに纏わる話なのであれば、崩壊後のラクーンシティで『実はこんなことがあってね』という話なのかなと思いました。
【勝手な予想②】ラクーン事件後に分岐した別の世界線
予想①を否定することにもなるのですが、ティザー動画の冒頭で、ネイサンからレンウッドホテルへの調査を命じられたグレース。そして、その際に8年前にグレースの母親が亡くなったという事実の提示。
仮にあのティザー動画が現代の時間軸だとするならば、8年前に何かがあったとするとラクーンシティ事件からかなりの時間が経過している。また、一応正史上ではラクーンシティ周辺は国の管理下にあるということになっている。
だとすると、レンウッドホテルという場所で、8年前に命を落としたグレースの母親が何かしらを調査していた、もしくは関わっていた。丁度バイオ7の時間軸である2017年前後とも合致するため、H.C.Fやコネクションの関連も想定できる。
グレースはそもそもFBIで働いているのは、母親が突き止めようとしていた何かを探っているのでは、という説。
個人的にはこの説だったらいいなと思うんですが、そうなると崩壊後のラクーンがどうやって関連するのか気になりますね。
【勝手な予想③】ナタリア登場のどんでん返しパターン
これは可能性は低いと思いますが、バイオハザード レベレーションズ2で尻切れトンボになっていたナタリア・コルダが関わってくるという希望的予想。実はアレックスの精神がすでに転生完了していて、ナタリアの体を利用して世界征服を目論んで暗躍していた。
そこにコネクションなどの裏企業が関わってきて、レンウッドホテルがその拠点になっていた・・・
怪しげに見えた暖炉の前の男は、ナタリア同様にスペンサーの精神が転生した別人だった・・・とかw
まとめ
というわけで、今回はかなり妄想に近い内容にはなりましたが、いかがだったでしょうか?まだ正式な内容が発表になってないし、迷惑をかけない程度の妄想ならいいよね!
次回作が楽しみすぎるし、これまでの作品をもう一度プレイしたくなるビッグニュースでした。
ぜひ皆さんの予想もコメント等で教えてくださいね。
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