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【レビュー】家に帰ったら誰も居ないホラーゲーム インフリクション(Infliction: Extended Cut)初見プレイした直後に徹底考察してみた(ネタバレ注意)

ゲームレビュー
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インフリクション(Infliction: Extended Cut)はどんなゲーム?

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は、2018年にリリースされた『Infliction』に新要素を加えた拡張版で、プレイステーション4やNintendo Switchでも配信された探索系の1人称視点ホラーゲームです。

物語は、ある晩のこと、妻から航空券を忘れて搭乗手続きができないという連絡が入り、夫が自宅に戻った際に思いがけない光景を目の当たりにします。彼の家は一変し、過去の惨劇が隠されていることが明らかになります。

妻や子どもたちはどうなってしまったのか、インスタントカメラとライトを頼りに真実に迫っていくのが本作の流れです。

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ゲームとしての魅力や特徴をざっくりまとめるとこんな感じ

過去をたどり怨霊の起源に迫る恐怖の探索

物語は、4人家族である主人公が、妻が空港で搭乗手続きができずに困っていること、そして女性の霊に襲われて逃げ場を失ってしまったことから始まります。主人公は空白の過去を埋めていく中で、自宅がお化け屋敷のような空間に一変していることに気付きます。

地下室には何かの儀式をした形跡があり、過去の年号が書かれたカレンダーも見つかります。薄暗い家には女の霊がさまよい、襲われるたびに時間が逆行していきます。

プレイヤーはインスタントカメラや特定のアイテムを使い、目には見えないものを暴く体験をしながら、物件の過去に迫っていきます。

クリア後に堪能できる充実のギャラリー

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は、エンドロールを中断して始まる“不気味な地下施設”の探索や、屋敷に飾られていた奇妙な絵画を美術館に訪れた感覚で鑑賞できるギャラリーモードも楽しめます。

絵画や襲ってきた霊たちの人形が飾られたブースでは、実際に手に取ることもできます。このギャラリーは、恐怖とユーモアが溢れるおまけ要素で、低価格ながら十分満足できるホラーゲームと言えるでしょう。

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概要

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は、オーストラリアの開発者によって作られたインディーゲームです。もともとはクラウドファンディングのKickstarterで資金を集め、2018年に初リリースされました。昨年末には大型アップデートが行われ、副題に「Extended Cut」が追加されました。

このゲームは、普通の住宅街に潜む「闇」を探検しながら、プレイヤー自身がインタラクティブな悪夢を体験していくホラーゲームです。主人公は、謎めいた妻によって煽られる恐怖の中で真実を解き明かすために闘い続けます。

ゲームのクリア時間は平均で約4時間程度であり、ストーリーに沿って進んでいきながら様々な謎を解いていくことが求められます。さらに、ホラー作品の知識を持っていると作品をより一層楽しむことができます。ゲーム内には他のホラー作品の要素も散りばめられており、予測不能な展開が待ち受けています。

また、本作は家庭内の暗闇を探索しながら進んでいくため、緊張感と独特な雰囲気がプレイヤーを包み込みます。制限時間やゲームオーバーの概念がないため、自分のペースでゲームを進めることができ、ストレスを抱えることなく楽しむことができます。

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は、スリリングな演出や鮮やかなグラフィックス、奥深いストーリーなど、ホラーゲームが持つ魅力を存分に味わえる作品となっています。日本語字幕の存在や、おすすめの価格となっていることから、多くのプレイヤーにとっておすすめできる作品です。

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『インフリクション(Infliction Extended Cut)』の特徴

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は、インタラクティブな悪夢をさまようホラーゲームであり、普通の住宅街に潜む「闇」を探検しながら真実を暴き出すことが目的となっています。

 ゲームのクリア時間は平均4時間程度であり、難易度は普通でプレイできます。ゲーム内での演出は非常によくできており、プレイヤーにとって面白い体験となるでしょう。

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は2018年にリリースされ、年末に大型アップデートが行われ、「Extended Cut」という副題がついた作品になりました。日本語訳もされていますが、一部のゲーム内表記が日本語ではないため、英語力が求められる部分もありますので、ご注意ください。

このゲームには他のホラー作品のネタも散りばめられており、ホラー作品の知識を持っていると作品を楽しむ上でより一層の魅力を感じることができます。

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主要な登場キャラクターとストーリーライン

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』のストーリーは、恐怖を煽る謎の妻と精神病患者の視点を通して展開されます。

恐怖を煽る謎の妻

プレイヤーは、主人公となる男性が自宅で起きる怪奇現象に立ち向かうことになります。男性の妻は不可解な行動を取るようになり、彼女の変貌ぶりはますます深刻になっていきます。彼女は予期せぬ瞬間に異様な言動を示し、物理的な変化や奇妙な音が家中に広がります。

プレイヤーは、この謎の妻の変化の理由や真相を解明するために、家の中を探索します。アイテムの収集やパズルの解決を通じて、物語の謎や家族の闇を明らかにしていくことが求められます。

精神病患者の視点

プレイヤーはまた、精神病患者の視点を通じて物語が展開されるシーンも体験します。このキャラクターは、過去に罪悪感や恐怖といった感情にとらわれていることが示唆されます。

この「精神病患者」の視点は、物語におけるキーポイントであり、プレイヤーにとって重要な情報を提供します。彼の視点を通じて過去の出来事や犯罪の真相を探り、全体のパズルを完成させることが求められます。

このように、『インフリクション(Infliction Extended Cut)』では、謎めいた妻と精神病患者の視点を通じて、恐怖に満ちたストーリーが進行していきます。プレイヤーは彼らの過去や心の闇に触れつつ、真実を解き明かしていくことになります。

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初見プレイをしてみた正直レビューと考察

それでは、初見プレイを終えて1時間もしない状態でストレートな感想を書いてみたいと思います。

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』の物語について

初っ端で奥さんから航空券のチケットを忘れたと連絡が入ります。それをきっかけに自宅に戻る主人公ですが、何やら家の様子がおかしいっていう所から始まりますが、結構ゲームの早い段階で奥さんを殺したのは主人公ではないかというフラグは立っていたイメージです。

今から振り返ると、恐らく後半の方で奥さんを殺害するようなビデオが流れるシーンがあるので、そこで種明かし的な感じになると思うのですが、プレイしている側の印象としては、奥さんが殺害されたという謎を解き明かすというよりは、『奥さんの怨霊と戦う』というイメージが強かった気がします。

よって、物語の謎解きという観点では『ステージごとの謎解きを、怨霊から逃げながら解いていく』という単調な感じが否めませんでした。

ただし、初見プレイだったので、『いつ見つかるか分からない』という恐怖心からあまり書類やラジオから流れる内容などを把握できなかったため、上記のような印象になったのかなという風に思います。言い換えれば、初見プレイ後にチャプターが選べるようになるため、『やり込み要素』は多いゲームなのではないかなと言うのが個人的な感想です。・・・僕は怖すぎるからしばらくやらないけどw

物語の考察なんですが、正直よくわからない点が多かったです。

分かる点
  • 主人公が帰宅した時点で奥さんは死んでいた。同様に子供も死んでいた。
  • 奥さんが殺害された時点では主人公は逮捕されなかった。
  • 子供は2人いた。そして、幼いころに多分男の子のほうが亡くなった。奥さんに殺害容疑がかかった。
  • 主人公は恐らく失業中だった。就職面接受けてた。
  • 奥さんはなかなか難しい家庭で育った。父親はアル中、母親はヤク中。
  • 奥さんの怨霊を鎮めることは出来たけど、罪は消せなかった結末。
分からない点
  • 主人公が車で事故った描写があるが、それが奥さん殺害直後なのか、暫くしてからなのか。
  • 奥さんから連絡がきたのは主人公の妄想なのか、それとも事実でその後殺害したのか。
  • 主人公がおかしくなったのは、別荘を購入したときからなのか。
  • 別荘には何があったのか。『地下室がヤバい』という表現はあったが、具体的な言及が無かった。
  • 病院?や監獄?的なステージの位置づけ。
  • エンディングの後に出てきたサイレントヒル的なキャラの正体。

常軌を踏まえると、僕の物語の考察は以下の通りです。

  • 子供2人と仲良く暮らしてた
  • 子供の男の子は何故か死んだ。奥さんに容疑がかかる。
  • 主人公は猟師からコテージを買った。そのコテージには地下室があった。
  • コテージを買ってから主人公の様子がおかしくなった。
  • 奥さんは両親が依存症を抱えており、逃げるように結婚したため主人公を愛していた。
  • しかし、主人公は何かに取り憑かれて、奥さんを殺してしまった。もしくは、闇の儀式に心を奪われて殺してしまった。
  • いづれにせよ、奥さん殺害後都合よく記憶喪失。車で事故る。
  • 平和な時の記憶だけが残っているため、奥さんから航空券のチケットを確認してほしいと連絡を受けて帰宅→ゲームスタート
  • 帰ったらなんかおかしい。で、被害者面で探索開始。
  • やべー奴が追いかけてくる。あれって奥さんじゃね?で異界の旅スタート。
  • 何これ展開に翻弄されるも過去にさかのぼっている幻覚に何かが見えてくる。
  • 奥さんの半生を疑似体験して、奥さんの苦悩を理解。
  • 最終的に、奥さんは自分が殺してるっぽい疑惑発覚。→儀式に突入。
  • 怨霊は消えたやったね!からの、闇の番人登場で『罪は消えない宣言』

こんな感じでしょうか?なかなか解釈が難しいゲームだと思うので、一旦これを初見プレイ後の解釈として残しておきます!

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ホラーゲームとしての本作

ホラーゲームという観点で言えば、非常に評価点は高いと感じました。若干ジャンプスケアが多いため、苦手な方は敬遠しがちな内容かもしれませんが、それでも『先の見えない恐怖感』や、『いつも暮らしていた筈の自宅がおかしい』という非日常的な演出はホラーゲーム好きにはおすすめできる点だと感じます。

敢えて批判的に表現するとしたら、上記に書いたように、ゲーム序盤で物語の概要が掴めてしまう為、『自分は何を追い求めているのか』という疑問よりステルスでゲームを進めていくという感覚が強くなります。その点はもう少しネタバラシを後に持って行っても良かったのかなと思います。

基本的には怖すぎる内容なので、ホラーゲームとしては素晴らしい作品だと思います。

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ゲームプレイについて

操作感やUIについては問題はありません。『走る』という操作がないので、常に緊張感を持って怨霊から逃れる必要があり、その点ではゲームの没入感を高めていると思います。また、ゲーム中に取得するアイテムなどが特にない(キーアイテム以外)ので、探索とゲームの進行に集中できると思います。

ここも敢えてネガティブな表現をするなら、画面が暗すぎるかなとw

でも、それはそれでゲームの臨場感を高めているし、ホラーゲームならではの特徴なのでやむなしでしょうか。怨霊から逃げるというパートが大部分を占めているため、ゲームの緩急という観点で、一区間は何も起こらずフィールドを探索できるという風にしても良かったのかなと思います。

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もっと良くなると感じた点

このゲームについてはある程度想定通りという内容だったので、『良くなかった』という表現ではありませんが、一応要望としては下記のような点があるともっといいかなと思いました。

物語の伏線がもっと多くても良かった

前半の部分で主人公と奥さんの間に生まれた子供の話が出て来たり、後半では奥さんの両親の話が出て来たりするので、その辺がもうちょっと物語に絡んできてもいいのかなと思います。というか、僕が文書等を読み損ねてつかみ切れていない可能性は大ですが、初見でそこが感じられるレベルではなかったという感じでしょうか。

ホラー感に統一感が欲しかった

基本的にはホラーなんですが、個人的には『ホラー』なのか『オカルト』なのか『スプラッター』なのかもうちょっと統一しても良かったのかなと感じました。全体的に色々な要素が混じっているゲームなので、万人受けはすると思うものの、コアなファンが付きにくいゲームではないかと感じます。

主人公がもう少し喋っても良かった

僕が見落としているかもしれませんが、主人公が喋らなかった気がします。2018年発売であればソフトウェア的にも可能だと思うので、主人公が喋ったり、選択肢があったりするとプレイヤーの没入感がさらに高まって寄りよりプレイ体験が提供できたんじゃないかなと思います。

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こんな人にオススメ

  • ホラーゲーム好き。雰囲気や世界観、空気感はまさに『ザ・ホラー』でした。
  • 探索好き。怨霊の交わし方さえわかれば、フィールドをこまめに探索することが出来ます。
  • のんびり屋さん。制限時間や『ライフゲージ』みたいな概念がないので、自分のペースでプレイできます。
  • やり込み隊長。何度もプレイしたい人にはうってつけのボーナスコンテンツと、チャプター別再プレイ機能がある。
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ネットの評判を調べてみた

色々な角度から評価が出来るゲームだと思うので、ネットでの反応を調べてみました。まとめるとこんな感じです。

プレイヤーからの評価と反響

『インフリクション(Infliction Extended Cut)』はプレイヤーから高い評価を受けている作品です。その魅力は、インタラクティブな悪夢を体験することや家庭内の闇を探索することにあります。プレイヤーは恐怖を煽る謎の妻や精神病患者の視点からストーリーを進めていきます。

一部のプレイヤーは、演出やストーリーに深く引き込まれ、緊張感と興奮が持続すると評価しています。さらに、ゲーム内のホラー要素や難易度がバランス良く調整されているため、適度な挑戦を楽しむことができます。

また、プレイヤーはゲームオーバーがないため、ストレスなくプレイできることも評価されています。チェックポイントで復活できるため、進行の中断やダイイングモーメントの繰り返しに悩まされることはありません。

さらに、『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は日本語訳もされているため、英語に自信のないプレイヤーでも楽しむことが可能です。日本語字幕も存在しており、より没入感を高めることができます。

批評家からのレビュー

 批評家からも一定の評価を受けている『インフリクション(Infliction Extended Cut)』ですが、個々の評価は異なります。演出や電気の点滅など細かな演技が評価されており、ホラー要素の表現力に優れていると評されています。

また、ストーリー展開や謎解きの面白さについても高く評価されています。『インフリクション(Infliction Extended Cut)』は複数のエンディングが存在し、プレイヤーの選択によって結末が変わるため、リプレイ性も高いと言えます。

専門的なレビューサイトでは、『インフリクション(Infliction Extended Cut)』のボリュームが少ないと指摘されています。時間としては約4時間程度でクリアできるため、ストーリーの短さに対して物足りなさを感じるプレイヤーも存在します。

しかし、全体的に面白いホラーゲームとして、批評家からの注目度は高いです。特にホラー作品を好むプレイヤーにおすすめできる作品とされています。

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まとめ

という事でいかがでしたでしょうか?初見では怖すぎて見落としている内容も、やり込みしていくことで新たに発見できる要素も多いゲームかも知れませんね。色々と書きましたけど、クラウドファンディングで資金を集めて作られたという観点からすると、大手メーカーにも引けを取らない内容は素晴らしいと思います。

ぜひ皆さんもプレイしていただき、皆さんなりの感想を聞かせてください!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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コメント

  1. はな より:

    初めまして。インフリクションをswitchでやりたくて検索したのですが見つからず…
    こちらはswitchでプレイできますか?

  2. はな より:

    そうなんです。間違いなくあったとは思うのですが、現在ストアで検索しても出てこなくて…
    配信終了してしまったのかもしれませんね。残念です。

    • txlife kzy より:

      改めてチェックしてみたところ、Switchのストアにおける配信状況は、日本では配信していないみたいですね。。。
      アメリカやカナダなど、海外のストアでは現在でもダウンロード購入出来ることが確認できました。
      私自身がSwitch詳しくないので断言出来ませんが、レーティングの問題で日本では配信できないか、仰るように国内配信を終了したか、いたらにしても、現状ではプレイ出来ないみたいですね。
      パッケージ版の中古とかも色々見てみましたが、見当たらなかったです。
      おすすめのゲームだけに残念です!

  3. はな より:

    わざわざ調べてくださりありがとございました!

    こちらのブログに他にも沢山気になるゲームがあったので、switchにありそうなものを探してみますね。

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