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【レビュー】『P.T.風』サイコロジカルホラーゲーム『イービルインサイド(Evil Inside)』を初見プレイしてみた

ゲームレビュー

今回は、先日生配信したホラーゲーム『イービルインサイド(Evil Inside)』の初見プレイレビューをご紹介します。ホラー好きならおすすめできるポイントや、物足りなさを感じた部分など正直レビューします。

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購入しようと思ったきっかけ

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イービルインサイドを購入前、ちょうど生配信でプレイしていたのは『夕鬼-Yuoni-』でした。こちらは、以前レビューをさせていただいた通り個人的には想像していた内容と異なる部分が多く、自分としてはあまり面白くなかったので、何が自分と合わなかったのか考えて自分が面白いと思う要素をピックアップしてそれに合う作品を探していました。

そもそも自分はどんなゲームが好きなのか

自分がどんなゲームが好きなのか、改めて考えてみました。ジャンルで言えば『サバイバルホラー』や『ホラーゲーム』など、所謂『ホラゲ』が好きな傾向があります。また、ゲーム内容ではあまり激しいアクションがあるゲームは苦手でゆっくりと自分のペースで探索するような内容が好きです。

ただし、『バイオハザード』や『ラストオブアス』のような物語が深い作品や伏線回収に対して自分が魅力を感じた作品はその限りではないという部分もあります。これらを踏まえて、下記の通り整理しました。

  • ジャンルとしてはホラーゲームが中心にプレイしたい
  • 激しめのアクションやQTEが多いゲームは苦手
  • 自分のペースで探索や謎解きがしたい
  • 初見以外はシリーズものをプレイすることもある

この条件に合う作品を日々プレイステーションストアで検索していました。

前情報でイービルインサイドの何がいいと思ったのか

一番大きな要素は『P.T.系』のホラーゲームであるという点です。P.T.自体はプレイしたことがないのですが、ホラゲ好きなら知らない人はいないくらい評価が高く幻のゲームと言われています。また、P.T.にリスペクトして作成された『VISAGE』も以前プレイして大変面白かったので、そっち系の系統であれば問題ないかなという感じで選びました。冒険するよりは安全パイを選択した感じです。

※プレイ画面キャプチャーから引用

また、PVを見てなかなか怖そうだなと思いましたし、舞台となる一軒家の雰囲気が非常に好きなタイプだったので純粋に初見作品としてプレイしたいなと思った部分もありました。

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イービルインサイドはどんなゲーム?

イービルインサイドは想定通り、サイコロジカルホラーと呼ばれるタイプの所謂『P.T.系』という想定そのままでした。ある女性が殺害され、容疑者としてその夫が逮捕された。主人公は息子で、霊能力があるという友達に母親の霊との接触をしたいので助けてほしいというところでゲームが始まります。

不気味に静まり返った家の中は薄暗く、キッチンではベビーモニターと思われるレシーバーがキッチンで鳴り響いている。開くはずのドアが開かずにどこにいけばいいのか、そもそもなぜ自分はここにいるのかわからないまま探索を続けるというような物語です。

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プレイしてみた感想(ネタばれあり)

全体的なゲームシステムは想定通りよかった

※プレイ画面キャプチャーから引用

そもそも僕が求めていた探索要素や謎解きの要素が強いホラーゲームという点で、好みにぴったりと合っていました。家の中を探索しながら、あるフラグを立てると次のヒントが発生するという前回プレイの『VISAGE』に似た感じがありました。序盤でいくつか気づきにくいインタラクトもありましたが、それはそれで世界観を醸成する要素としてアリだなと思います。操作も簡単だったので特に戸惑うところはなかったです。

ホラー要素はかなり強めでホラゲ好きにはたまらない

※プレイ画面キャプチャーから引用

ホラーゲームとしての要素は非常に強めです。サイコロジカルホラーというだけあって、『何がいつどんな風に起きるかわからない』という緊張感の作り出し方は素晴らしいなと思いました。好みがわかれるかなという点があるとすれば、ジャンプスケアが多めであるというところです。僕も生配信中に何度も叫びましたw

ただ、全体的にはホラーゲームとして王道を行っており、新しい部屋に入るたびにビクビクするという感覚は個人的に非常に好きな感じだなという印象を受けました。

ストーリー展開はそれほどない

P.T.と同様、同じ場所をなんども行き来して変化する家の中で謎を解いていくというスタイルのゲームです。それ自体は特に問題はないのですが、ゲームの下地となる物語の展開はそれほど無いように感じました。主人公と母親の殺害の関連性(最後でちょっと明かされる)やそれ以外の経緯など、ストーリーテリングの部分は比較的少ない印象を受け、淡々と謎解きをしてく感じでした。

ボリューム感には物足りなさを感じる

僕自身が初見プレイで生配信した感じですが、トータルの配信時間は2時間半程度、一度最初からやり直しているのでおよそ1時間半くらいでエンディングまで到達しています。また、特徴的なのは、エンディングまで到達すると、トロフィーもすべて獲得できる仕様になっていました。初見プレイで達成感を得ることができましたが、それ以降のやりこみはないんだなという部分が、少し物足りなさを感じる部分でもありました。

物語の展開や場面転換なしで同じところを回遊するスタイルではこれが限界なのかなという感じはありますが、もうちょっと何かあってもいいんじゃないかなというのが正直なところです。

最後の終わり方が・・・

ボリュームが少ないということを前項で紹介しましたが、僕の最大のモヤっとポイントは最後の終わり方です。最終的には、父親が母親を殺したのではなく、主人公が母親を殺したということが最後のエンディングで明かされます。ゆえに、その事実を忘れていた主人公に対して思い出させるために母親の亡霊がいろいろな現象を起こしていたと考えられます。

※プレイ画面キャプチャーから引用

・・・以上!で終わります。『えっ!?』というのが最初の印象でしたw

途中の謎解きが伏線になっているとか、分岐があるとかではなく、謎解きを進めていけば誰でもエンディングに到達できてトロフィーコンプリートが可能というある意味満足感を醸成できる内容ですが、物語としては薄いということを言わざるを得ません。

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まとめ

ということで、イービルインサイドの初見プレイレビューを紹介しました。世界観、ゲームシステム、映像、音響など外側の部分は非常にグッドでしたが、肝心な中身の物語はちょっとガッカリかなというのが僕の感想でした。

ただ、サクッとホラーゲーム体験をしたいという人にはお勧めできるゲームかなと思いますので、機会がありましたら是非一度プレイしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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