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【レビュー】和風ホラーゲームとして『夕鬼』をプレイしてみて分かった『それじゃない感』

ゲームレビュー

今回は、本日生配信にてとりあえずのクリアを完了した『夕鬼』のプレイレビューをしてみたいと思います。正直結構な辛口内容になると思います。このゲームを好きな方、製作者に対して批判をする意図は全くありませんが、プレイしてみたからこそ分かった内容や、正直な感想をレビューさせていただきます。ご了承ください。

なぜ夕鬼を購入するに至ったのか

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僕はYoutubeの生配信はもちろん、一人でプレイする場合も基本的にホラーゲームを中心にプレイをしています。その理由は、素早いアクションや難解な操作が苦手なので、ゆっくりじっくり進めながら驚きや発見が多いホラーゲームが自分に向いているということ、近年の作品は映画的な要素も強く、内容が非常に深く作り込まれており、鑑賞としても楽しめるものが多いというのがその理由です。

その中で、生配信をしているゲームが海外製や海外の時代設定を扱うものが比較的多くなったため、アジア系や和風のものがないか探していました。その流れでセール商品でもあった夕鬼を購入しました。

販売ページや評価などをみていると、ホラーゲームとして記載されており、評価はまちまちではありましたが、和風のホラーというのは自分が子供の頃夏休みに見ていた『あなたの知らない世界』みたいで面白いかなという発想のもと、視聴者の方にも同じような体験を届けることができるのではないかと考え、生配信用の題材として扱うこととしました。

ゲームのストーリー

*プレイ画面キャプチャーから引用

主人公は小学生の少女。友達数人と近くの廃病院へ肝試しに行くことになりました。なぜなら、『ツン』という少年の例がある手順を踏むと現れ、願いを叶えてくれるという噂を聞きつけたからです。楽しんで肝試しをするものいれば、恐る恐る歩みを進めるものもいる中で、廃病院に到着したものの、何も起こりませんでした

翌日の学校ではいつも通りの風景があり、いつも通りの日常だと思っていたものの、突然赤い夕陽が視界に飛び込んできます。知らない場所に自分だけがいて、周りに誰もいません。とりあえず当たりを彷徨っていると、どうやらツンとの遊び相手に選ばれてしまったようです。

*プレイ画面キャプチャーから引用

学校を彷徨い病院を抜けて古い屋敷を彷徨っていると人形を見つけました。その人形を火鉢で燃やすと、また日常に戻る。そんな体験を主人公は何度も繰り返します。

ホラーゲームとしての要素を感じた部分

そもそもホラーゲームというのは下記の通り定義されていました。(Wikipediaから抜粋)

体験型で生理的感情面に訴えるエンターテインメント

ホラーゲームでは恐怖心によってユーザーに緊張を強いるものであり、古典ホラー作品に見られる「未知の物」や「隠された謎」のほうが重要視される傾向

引用元:Wikipedia

物語自体は都市伝説的な話を元にされており、ホラー要素を含んでいます。また、ゲーム中盤になると主人公はいじめられているということが描写されるため、主人公だけがツンの遊び相手として選ばれるのも、主人公が友達に抱いていた何かしらの感情をツンが叶えるためという捉え方もできます。

そのため、バックボーンとしての物語は典型的なホラー要素が含まれていると思います。

*プレイ画面キャプチャーから引用

また、ゲームのステージも『学校』『病院』『古い屋敷』と小学生目線で言えば非常に怖い場所であるということと、現在のゲームプレイヤー年齢を鑑みた時に、自分の幼い頃の思い出とリンクする部分もあることから、没入感を高めるステージ設定であるということも言えます。マップ上の建物も作り込まれており、陰鬱な雰囲気や物音、今にも動きそうな日本人形、誰もいない放課後と思しき学校など、ホラーという点では抜群なゲーム内容になっています。

それでも期待外れだった理由

物語はホラーでもゲーム自体がホラーじゃない

*プレイ画面キャプチャーから引用

個人的にはこれが一番の期待外れだった理由です。上記のようにシナリオやステージ設定などは日本人特有の雰囲気をうまく利用したホラーだと思うのですが、正直それだけです。ゲーム自体はキーアイテムを取得してスタート地点まで戻るという言わば一本道のシステムを延々と繰り返します。ジャンルで言えば『逃げゲー』になると思います。『ホラーテイストの逃げゲー』。これが僕が求めていた感じと違う印象を受けた最大の理由です。

登場人物の感情の動きや展開が少ない

主人公は学校でいじめられているという設定と共に、若干両親からネグレクトを受けているという描写があります。そのため、主人公はその抑圧された思いから自宅以外では人と喋ることが困難という設定になっています。

*プレイ画面キャプチャーから引用

ゲーム自体はチャプターの切れ目で情景描写を表す小説のような文章で語られますが、これは主人公が喋れないという設定上仕方ないかなとは思いますが、それにしてもいじめやネグレクトに対する『ホラー』な部分の描写が少なかったです。

前述の通り、ゲーム自体は逃げゲーであるのですが、ダンジョンの構造こそ変わりますが、難易度という点でも特に変化はなく、やってることは全チャプターを通じて同じだったというのも残念な要因でした。肝試しに行った友達一人一人にフォーカスを当ててチャプターが進んでいきますが、それはあくまでもシナリオに過ぎず、プレイヤーのゲームプレイには特に影響しません。

ていうかホラー要素もそこまで無い

*プレイ画面キャプチャーから引用

病院怖いです。放課後の学校確かに怖いです。日本人形気味悪いです。ただ、ずっと同じものしか出てこないので、正直背景になってしまいます。また、逃げゲーの難易度としては結構難しいと思うのでホラー要素が結構どうでも良くなります。ラップ音や音響演出でちょっと驚いたりしますが、それも毎回同じような演出が多く慣れてしまいます

裏シナリオはやらない

ストーリー5までクリアするとエンドムービーのようなものが流れましたが、その後『裏シナリオ』が開放されました。正直、『マジか・・・』と思いました。

*プレイ画面キャプチャーから引用

おそらく、エンディング分岐や物語自体の詳細な内容が裏シナリオをもって語られるものと思いますが、基本的には逃げゲーが続くと思うと多分やりません。もしくは、裏シナリオは全く違ったゲーム要素が含まれるとしたら、それは表でもやってほしかった。プレイ時間は大したことなかったですが、逃げゲーの要素が高難易度で、シナリオ自体がそれほど展開がなく、ホラー要素がないという状況で、裏シナリオをやってみようという人はどれくらいいるんでしょうか。2023年1月19日現在のトロフィー獲得状況です。

表ストーリー1:45.7%
表ストーリー2:33.6%
表ストーリー3:25.9%
表ストーリー4:21.7%
表ストーリー5:20.0%

裏ストーリー1:12.7%
裏ストーリー2:11.1%
裏ストーリー3:10.3%
裏ストーリー4:10.0%
裏ストーリー5:9.9%

全てのエンディング:8.6%

ご覧いただいて分かる通り、ゲームを100人が始めて半分未満の人が表1すらクリアしてない。表5についてはクリアしたのは20人。裏ストーリーについては1をクリアできた人は10人強(表全クリ母数の半分)。これを見ると、4人に3人が表ストーリー3までしかやってないと言うことになります。

いや、そりゃそうですよ。ようやく頑張って頑張って表ストーリークリアしたのに同じボリュームで裏がありますって言われてもやる気になりません。それこそ逆にホラーですよ。

まとめ

ホラーというテイストを捨てて、逃げゲーとしてもっと突き詰めれば非常にやりがいのあるゲームだとは思います。しかしながら、僕の場合は想定とはるかに異なる内容だったため、非常に期待外れ感が強く、裏シナリオは開始する前にゲームデータを消去しそうです。

物語のいじめやネグレクトなどのキーワードもゲーム本編とは全く関係がない(と言い切ると語弊がありますが)ため、もっと膨らませてもよかったのではないかなと残念でなりません。

唯一救いだったのは、セールで安く買えたことくらいですかね。今回は以上です。

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