概略
クリス・レッドフィールド
生年月日:1973年2月8日
血液型:O型
身長:185cm
体重:98kg
趣味:音楽鑑賞(ロック)
【職歴】
- アメリカ空軍(1993年〜1996年)
- 戦闘機やヘリコプターの操縦士として活躍
- 除隊後、ラクーン市警に入隊
- ラクーン市警特殊部隊S.T.A.R.S.(1996年〜1998年)
- アルファチームのポイントマンとして任務に参加
- アークレイ山中で発生したバイオハザードを生き延びる
- アンブレラ社の陰謀を暴くためにヨーロッパへ渡る
- BSAA(2003年〜)
- 国連直轄の生物兵器対策組織の創設メンバーの一人
- 北米支部のエージェントとして数々のバイオテロに対処
- 実働部隊SOUのアルファチームの隊長として指揮を執る
- アンブレラ(2017年)
- 民間軍事会社となったアンブレラの軍事顧問として雇われる
- ルイジアナ州で発生したE型特異菌事件に介入
- ハウンドウルフ隊(2021年)
- BSAAから派遣された特殊部隊の隊長として任務に就く
- ロマニアの村で発生した新型特異菌事件に対処
【特徴】
- 高い身体能力と射撃技能を持ち、格闘や機械いじりも得意
- 正義感の強い熱血漢で仲間想いの性格
- 妹のクレア・レッドフィールドとは親密な関係
- アルバート・ウェスカーとは宿敵であり、幾度も対決している
- T-ウイルスに対して完全な抗体を持ち、ゾンビ化しない
- 喫煙者であり、タバコを持ち歩いている
クリス・レッドフィールドの人物像
クリス・レッドフィールドは、元アメリカ空軍のパイロットで、ラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.に所属していました。S.T.A.R.S.では、アルファチームのポイントマンとして、偵察や陣地確保などの最前線での活動を任務としていました。射撃の腕は作中の人物でも群を抜いた才能を見せ、数々の大会で優勝しています。また、戦闘機やヘリコプターの操縦も難なくこなし、身体能力も高いです。
クリス・レッドフィールドは、1998年に発生したアークレイ山中でのバイオハザード事件を生き延びた後、生物兵器やバイオテロと戦うために、国連直轄の組織BSAAに参加しました。BSAAでは、創設時メンバー11人のうちの一人であり、高い権限を持っています。しかし、自らその特権を捨てて実働部隊の最前線に異動し、部隊長として指揮を執っています。
クリス・レッドフィールドは、バイオハザードシリーズの中でも最も重要な位置にいるキャラクターの一人であり、『1』や『5』、『6』など多くの作品で主人公を務めています。また、『CODE:Veronica』や『ヴィレッジ』などでは、サブキャラクターとして登場しています。彼は、バイオハザードの元凶であるアンブレラ社や、その後継者であるネオアンブレラやコネクションなどと対立し、その宿敵であるアルバート・ウェスカーとも幾度となく激闘を繰り広げてきました。
クリス・レッドフィールドの性格や特徴
クリス・レッドフィールドの性格は、正義感の強い熱血漢であり、非常に仲間思いです。自らが部隊長を務めるアルファチームを「家族」と呼ぶほどであり、多くの部下たちから慕われています。また、S.T.A.R.S.時代からの相棒であるジル・バレンタインや、妹であるクレア・レッドフィールドとも深い絆で結ばれています。
しかし、クリス・レッドフィールドは、年齢的なことも加わって、昔と変わらない強い正義感を持ち合わせながらも、落ち着いた態度や寡黙な一面、そして真っ直ぐな性格からやや陰りのある一面も見せるようになっています。彼は、数々のバイオテロに関わった果てに、洋館事件以降ずっと共にアンブレラやバイオテロと戦い続け、S.T.A.R.S.時代からの相棒であったジルを失った(と思っていた)事件がきっかけで、一時期仲間を持つことを避けるようになっていました。また、『6』では、エイダ・ウォン(カーラ・ラダメス)に仲間をウィルスに感染させられて殺害された際は、仲間思いの気持ちが強かった分、エイダに対し猛烈な怒りと憎しみを向けて我を失って闇雲な行動をして結果的に更なる仲間の犠牲を招く形となってしまっていました。しかし、ピアーズ・ニヴァンスの必死の呼び掛けとレオン・S・ケネディの言葉を受けて再び冷静さを取り戻し、対処に当たっていました。
クリス・レッドフィールドは、哲学的な一面も持ち合わせています。彼は、極悪な存在である宿敵のアルバート・ウェスカーを倒したことが「正義」である一方、その息子であるジェイク・ミューラーからすれば、自分はたった一人の父親を殺害した「悪」になるという旨の発言をするなど、自分の行動がもたらす影響について深く考えています。
クリス・レッドフィールドは、喫煙者であり、『1』ではオープニングとエンディングでタバコを吸っているシーンがあります。また、『6』のクリス編冒頭では直接吸う描写はないものの、彼の席のそばに大量の吸殻が置いてあることから、喫煙をやめていないことがわかります。そして、『ヴィレッジ』でも出撃前に一服する様子が描かれています。
クリスの存在を知らしめた『洋館事件』を振り返る
『洋館事件』とは、1998年7月にアメリカのラクーンシティ近郊のアークレイ山地にある洋館で起きたバイオテロ事件の通称です。この事件に巻き込まれたのが、ラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員たちでした。その中の一人がクリス・レッドフィールドです。
クリスはS.T.A.R.S.のアルファチームのポイントマンで、射撃や操縦の技術に優れていました。彼は、連続猟奇殺人事件の調査のために洋館に向かったアルファチームのメンバーの一人でしたが、洋館に着くと、そこはアンブレラ社が開発した生物兵器「T-ウィルス」によってゾンビやモンスターが跋扈する恐怖の地だったのです。
クリスは、仲間のジル・バレンタインやバリー・バートンと協力して、洋館の謎を解き明かしながら、生き残りを目指しました。その過程で、彼は自分の上司であるアルファチームの隊長アルバート・ウェスカーが、実はアンブレラ社のスパイであり、S.T.A.R.S.を洋館におびき寄せて生物兵器の実験台にしようとしていたことを知ります。クリスは、ウェスカーと対決し、彼を倒すことに成功しましたが、ウェスカーは死んだふりをして、自分に投与していた「G-ウィルス」の効果で生き延びました。
クリスは、洋館から脱出するために、地下にある研究所に向かいました。そこで、彼はアンブレラ社が最終兵器として開発した「タイラント」に遭遇しました。クリスは、タイラントとの死闘の末に、仲間と共にヘリコプターで洋館から脱出することができました。
この事件をきっかけに、クリスはアンブレラ社との戦いに身を投じることになりました。彼は、独自の調査でG-ウィルスの存在を知り、ジルやバリーと共にアンブレラを崩壊させることを誓い、調査のためにヨーロッパへ旅立ちました。その後、彼はBSAAという対バイオテロ組織に加入し、世界各地でバイオテロと戦っていきました。
ラクーンシティ事件以降のクリスの役割と出来事を振り返る
- 『バイオハザード CODE:Veronica』(2003年):妹のクレア・レッドフィールドがアンブレラ社の秘密施設に捕らわれたことを知り、彼女を救出するために南極へ向かう。そこで再びアルバート・ウェスカーと対峙し、彼の野望を阻止する。
- 『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(2005年):アンブレラ社の崩壊後、南米の小国アンピアルに潜入し、アンブレラの残党が行っている生物兵器の取引を阻止する。その過程で、かつての仲間であるジャック・クラウザーと再会する。
- 『バイオハザード5』(2009年):BSAAの北米支部に所属するエージェントとして、アフリカのキジュジュ自治区で発生したバイオテロ事件に派遣される。そこで、死んだと思っていたジル・バレンタインと再会し、ウェスカーの最終兵器「Uroboros」を破壊する。
- 『バイオハザード リベレーションズ』(2010年):BSAAの欧州支部に所属するジルと共に、バルト海に沈んだ豪華客船「クイーン・ゼノビア」に潜入し、バイオテロ組織「ヴェルトロ」の謎を追う。その後、BSAAの創設者であるクライヴ・R・オブライエンの指示で、地中海に沈んだ「クイーン・ディード」にも潜入する。
- 『バイオハザード ヴェンデッタ』(2014年):BSAAの北米支部の隊長として、メキシコで発生したバイオテロ事件に出動する。そこで、元アンブレラ社の研究員であるグレン・アリアスと対峙し、彼の計画を阻止するためにレオン・S・ケネディやレベッカ・チェンバースと協力する。
- 『バイオハザード6』(2012年~2013年):BSAAの実働部隊SOUのアルファチームの隊長として、中国で発生したバイオテロ事件に出動する。そこで、エイダ・ウォン(カーラ・ラダメス)によって仲間を失い、一時的に記憶喪失に陥る。その後、新人隊員のピアーズ・ニヴァンスと共に、ネオアンブレラの空母に潜入し、最終兵器「ハイヴォ」を破壊する。しかし、ピアーズは感染してしまい、クリスを救って犠牲になる。
- 『バイオハザード7 レジデント イービル』(2017年):BSAAの顧問として、ルーカス・ベイカーが率いる組織「コネクション」の研究施設に潜入し、生物兵器「E型」の脅威を排除する。その過程で、エイダ・ウォンの協力を得る。
- 『バイオハザード ヴィレッジ』(2021年):BSAAの特殊部隊HOUND WOLFの隊長として、ルーマニアの村に潜入し、生物兵器「カドウ」の謎を追う。そこで、イーサン・ウィンターズと対峙し、彼の娘であるローズ・ウィンターズを保護する。
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主要人物
バイオハザードと言えば、特徴的且つ人間的なキャラクターが魅力です。僕の知る限りで以下に主要人物をピックアップしてみました。それぞれ詳細は別記事としてまとめてあります。
- アンブレラ創設メンバー
- アシュフォード家
- リサ・トレヴァー
- アルバート・ウェスカー
- クリス・レッドフィールド
- ジル・バレンタイン
- レベッカ・チェンバース
- ビリー・コーエン
- バリー・バートン
- レオン・S・ケネディ
- クレア・レッドフィールド
- シェリー・バーキン
- エイダ・ウォン
- ジャック・クラウザー
- アシュリー・グラハム
- モイラ・バートン
- ウィンターズ家
- エヴリン
- マザーミランダ
人物以外の主要要素
バイオハザードを語るうえで欠かせない主要要素をまとめてみました。
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