今でも根強い人気を誇るサイコロジカルホラーゲーム『VISAGE』。非常に人気の高いゲームであり多くの人にプレイされているホラーゲームです。
しかしながら、その怖さゆえに途中でプレイを辞めてしまった人や、そもそもプレイすら出来ないという人も多いゲームです。僕自身、購入してから初見プレイするまではかなりの時間と覚悟が必要でしたw
そこで、『怖くてプレイは出来ないけどどんな感じか知りたい』『びっくり演出については見てみたい』という方向けに、全クリした上で厳選したびっくり演出を各章別にまとめてみました。ランキング形式でご紹介しますので是非参考にしてみてください。また、この記事で心の準備が出来たのなら、是非本編をプレイしてみてください!
本記事では『ルーシーのチャプター』から厳選した8つのびっくりシーンとその選出理由、どの辺がびっくりしたのかという点を解説します。『ラカン・ドウェイン』『ドロレス』それぞれの章については別記事でご紹介してますので、そちらも合わせてご確認ください。
ルーシー編の演出の特徴
ルーシー編の演出の特徴は、精神的に訴えるホラー演出とジャンプスケアのバランスが取れていることかなと思います。ルーシーのチャプターは、ルーシーの部屋のドアにあるパンダの絵を確認することで始まりますが、そもそもルーシーの部屋が暗いです。また、その後にフラグとなるクローゼットを確認すると、どこからともなくノックする音が聞こえます。
そうかと思えば探索途中ではドアが突然閉まったり、得体の知れない人形が突然現れたりとジャンプスケア要素も満載となっています。ゆえに、ほかのチャプターと比較するとホラー要素が満遍なくちりばめられているチャプターであると言えると思います。
また、最大の特徴としては『ルーシーそのもの』だと思います。VISAGEをプレイした誰もが驚愕するその見た目はプレイヤーを恐怖のどん底に陥れます。また、ほかのキャラクターと違ってセリフがありません。その理由は『顎がないから』です。・・・もうすでに怖いw
逆に言えばキャラクターの言動で恐怖を感じるというよりは雰囲気やシチュエーションによっての精神的な恐怖感が強いチャプターであると言えると思います。
本題:ホラーゲームVISAGE『ルーシーのチャプター編』びっくり演出厳選ランキング10選
それではここからルーシーのチャプターから厳選した10個のびっくり演出をランキングにてご紹介します。
第10位:赤い扉確認からのルーシー
第10位は『赤い扉確認からのルーシー』です。ルーシーの章ではキーアイテムとしてカメラが存在し、そのシャッターを使うことで見えない痕跡が現れてストーリーを進めていく仕様になっていました。
探索を進めていくと、家の中にあるキッチンの扉が赤くなっています。当然調べようと階段を降りて確認していたらルーシーの亡霊が追ってくるという正に焦りポイントでした。赤い扉を出ると次のフラグが発生するためおそらくマストの演出なのかなと思います(検証はしていないので間違っていたらごめんなさい)。
恐怖感はそれほど高くないものの、逃げ道を絶たれてパニックに陥る中での亡霊演出となるので第10位に選ばせていただきました。
第9位:書斎の絵
第9位は『書斎の絵』です。先ほど同様キーアイテムであるカメラを使って探索をしていると書斎へ辿り着きました。中に入ってみると突然扉が開かなくなります。さらに部屋の電気もつきません。
とりあえず暗いので状況を確認しようとカメラのシャッターを切ると、今まで何もなかった書斎の大きな壁に奇妙な絵が現れます。詳しく調べようシャッターを切りますが今度は頼みの綱であるカメラが動かなくなります。最悪です。
『よくわからないものがある』という中で『確認する手段がない』という絶望的な状況でパニックに陥りました。また、どうしていいか分からない状況ではあるものの、BGMが変化するなど特に脅かしが入らないことも不気味さを強調していて、より一層不可思議な状況を作り出しているホラー感満載のシーンだったと思います。
第8位:初のルーシー襲撃
第8位は『初のルーシー襲撃』です。ルーシーの章で初めて遭遇した亡霊襲撃シーンです。スタート地点であるルーシーの部屋が入れなくなり、別の部屋を探索しようと振り向いた途端、突然古時計の前にルーシーが姿を現しました。余談ですが、2階にあるこの古時計自体が怖いんですよ。どんなタイミングで『ボーン』という音が鳴るか分からないし、古時計の近くに行くとなぜか正気度が下がることが多かったです。それも蝋燭や電気など灯りをつけているにも関わらずです。本当にあの場所は行きたくない場所ランキング上位です。
話が逸れましたが、上記の亡霊襲撃演出が入ったタイミングでルーシーの部屋の前にいたのですが、部屋自体は入れず建物の作り上逃げ場がない状況だったので、当初は『なんだよやり直しかよ』と少し苛立ちの感情の方が強かった印象があります。
ただ、そう思ったのも束の間。アップになったルーシーを見て唖然。顎がありませんでした。。。
第7位:カメラを拾ったらルーシー登場
第7位は『カメラを拾ったらルーシー登場』です。薄暗い地下室にて、重要アイテムであるカメラを初めて拾った時のシーンです。フラッシュを焚くと壁に何か絵のようなものが出てくることを確認します。最初はそれがどういう意味なのかわからずとりあえずシャッターを切りまくっていたのですが、次第に不穏な空気が流れ、蛍光灯が怪しく点滅し始めました。
何が起きているのか確認しようとあたりを見回してみると、物置部屋の奥の廊下が暗くなっており、よく見てみると人影があるように見えました。やがてその人影はユラユラと動き始めて、ゆっくりゆっくりこちらへ近づいてくるではありませんか。ホラー映画リングの貞子を思わせるような足取りでこちらへにじり寄ってくるルーシーに、本当に何がなんだか分からずパニック状態でした。
最初は見間違いかなと思うくらいボンヤリとした人影だったものが次第に輪郭がはっきりし始めて、その後、影もはっきりと人の形に伸びてくるあの演出は、本当にそのまま襲われるのではないかという恐怖と危機感を覚えた演出でした。
第6位:戸棚の中のびっくり人形
第6位は『戸棚の中のびっくり人形』です。ルーシーの章の中盤くらいだったと思いますが、何もない暗い空間の中に、ひっそりと置かれた戸棚を調べようと近づいていきます。戸棚は少し空いていてボンヤリと顔のような影が見えました。
近づいて調べてみるとムービーに切り替わったので『これは何か来るだろうな』とそれなりに構えていたのですが、予想外に人形が自分の近くに来たので結構びっくりしたシーンです。また、人形が消えたと思ったら目の前にルーシーが現れるという救いようのない状況だったのも印象的です。
このシーンに関しては、演出よりも効果音にびっくりしましたね。所謂ジャンプスケア演出の部類に入ると思いますが、映像よりも音の方が怖かった印象があります。暗い場所でのシーンなので、それまでは全くと言っていいほど音がない状況の中で、突然強烈な効果音とBGMが大きくなり、普通にびっくりしましたw
第5位:戸棚の中のびっくり人形 その2
第5位は『戸棚の中のびっくり人形その2』です。6位同様のびっくり演出なのですが、少しだけシチュエーションが違います。
ルーシーの章終盤ですが、ルーシーに顎がないことから由来していると思われるキーアイテム、『マネキンの顎』をマネキン本体に取り付けると、近くにあった戸棚がゆっくりと開きます。場所は皆さん大好き地下室のブルーシートのところです。
恐る恐る調べるとたくさんの写真と目の形の落書きがありました。カメラでフラッシュを焚くと戸棚の奥の壁が消えて奥が見えるのですが、3回目のフラッシュで死神のような亡霊が見えた後に、またあの人形が迫ってきたので思わず声を上げてしまいました。
フラッシュを焚いて奥が見えるようになるのであれば、その先に何かあると思うじゃないですか。したがって、扉の奥に目を凝らして集中していたため余計にびっくりしました。
第4位:風呂場をのぞき込む顔
第4位は『風呂場を覗き込む顔』です。ルーシーの章の本当に最後の方ですが、主人公は風呂場に閉じ込められてしまいます。薄暗い風呂場でなぜか浴槽には水が溜まっていて、緑色に濁っています。本当に狭い空間なので、調べると言ってもたかが知れています。
何をしたらいいのかわからず周辺を手当たり次第調べていると突然窓に人形の顔が現れます。不意打ちということと、それまでは気に留めていなかった部分に現れたので、驚きと恐怖で本当にびっくりしたシーンでした。
ちなみに、この後ルーシーの章は完結を迎えるのですが、なぜルーシーに顎がないのかということもその完結の場面でしっかりと語られることになります。そのラストシーンもなかなかなので、是非ご自身の目でお確かめください!
第3位:私の部屋を覗くな!
第3位は『私の部屋を覗くな』です。探索している中でドアが開かなくなったルーシーの部屋を再度確認してドアの隙間から部屋の中を覗き込んでいると、突如として人影が現れてドアを思いっきり閉めてくるというジャンプスケアです。ドアの隙間という狭い空間を見ている時に突然ドアが閉まったことでかなり驚いたのと、人の顔が一瞬見えましたのでビクッとしました。
また、その後隣の寝室経由でルーシーの部屋へ入ることになりますが、これがまた怖い。さっきあれだけのことがあったのに、別ルートから行けたとて入りたくないなと思うのが人間の心理ですよね。何が出てくるのか本当にビクビクしていました。
第2位:でかい顔
第2位は『でかい顔』です。ルーシーの章終盤でたくさんの分岐がある階段を調べている時でした。進める道、進めない道、進めるかどうかわからない道を整理していると、一際暗い通路を発見。恐る恐る進んでいくとドアがあります。そもそもこの時点で結構な入り組んだ道を進んで、精神的には疲れているタイミングだったと思いますが、ようやく次のステップに進めるかな?と思った矢先の出来事です。
薄暗い廊下の先にある扉を決死の覚悟で開けてカメラのシャッターを切ると、信じられないくらい大きな人形の顔が目の前に現れました。BGMと効果音も相まってこれは本当にびっくりしました。
この扉に至るまでに通る通路では、人形ではない姿の亡霊を見かけることが多かったです。そのため、まさかあのタイミングで人形が出てくると思わなかったという意外性も恐怖の衝撃を倍増させているのではないかなと思います。
第1位:シャッタースピード
第1位は『シャッタースピード』です。これも終盤のシーンです。カメラのシャッターを頼りに探索していると、何もなかったはずの階段に俯いたルーシーが現れて消えます。もうこれは心霊映像ですよ。何もなかったのに居る、居たのに消えるの連続で言葉にならない恐怖で鳥肌が立ちました。
『ルーシーが現れる』と表現しましたが、階段を登ったところにルーシーがいるため、プレイヤーの目線としてはちょっと目線が落ちますよね?皆さんも階段を登る時のことをちょっと想像していただきたいのですが、大体階段を登る時って3つくらい先の段を目で追いながら登りますよね。
ルーシーは一番上の段にいるのですが、目線が少し下にある状態で目の前にルーシーが現れると、プレイヤーの目線は膝から下に目が行くことになるので足から視界に入ってくるのがまた怖いです。またここでも『お分かりいただけただろうか・・・』ですよ。しかもフラッシュを焚いた一瞬だけ見えるというのもまた怖い。ずっとそこにいるなら逃げるなり隠れるなりして心の整理がつくんですが、見えたけど居なくなるとなると、『次はどこから現れるのか?』という緊張感が先へ進む足取りを重くさせます。終盤に来てのこれでもかというホラー演出に本当にびっくりしたワンシーンでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はホラーゲームVISAGEから、個人的主観のもとびっくり演出をランキング形式でお届けしました。『ラカン・ドウェインのチャプター』及び『ドロレスのチャプター』については別記事にてご紹介しますので、そちらも是非ご覧ください。
是非機会があれば皆さんの印象に残っているシーンを教えてください。最後までご覧いただきありがとうございました。
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