今回は、先日初見プレイを完了したバイオハザード5のレビューをご紹介します。以前までは『ナンバリングの5と6はやらない』と公言しておりましたが、この度めでたく手のひらクルーをしましたので、その辺の理由についてもご紹介しておこうと思います。
やらないと言っていたバイオハザード5を初見プレイするに至った理由
まず初めに、今回バイオハザード5をプレイするに至った経緯をちょっとだけ紹介しますね。
そもそもなぜやらないと言っていたか
そもそも、僕はバイオハザード5をやらないと言っていたし、僕自身もまさかプレイする日が来るとは思ってもみませんでした。その理由は、僕の中の『バイオイメージ』にあります。
僕は一番最初にプレイしたバイオシリーズが『バイオハザードRE:3』でした。所謂『ラクーンシティ事件』からプレイしたわけです。

そのあとRE:2やバイオ1、バイオ0とプレイして、バイオ7、バイオ8、バイオRE:4という順番でプレイしました。一通りプレイしたのちに、リベレーションズ2、ベロニカをプレイして、リベレーションズ1を最近プレイしたという感じです。
個人的には、バイオ1や0、ベロニカのような古い館をゆっくり探索する系(決してアクションが苦手だからではない←)が好きだったりするのと、そもそもの始まりが黄道特急や洋館事件から起きているわけなので、世界各地に広がっていったバイオハザードというのは、ちょっと亜流な感じがしていました。
気が変わった理由は『バイオハザード リベレーションズ』がきっかけ

そんな偏ったバイオ愛を持った僕は頑なに5と6をやらずにこれまで来ましたが、先日プレイした『バイオハザードリベレーションズ1』をきっかけにちょっと考えが変わったんです。
理由は、単純に『続きが気になる終わり方だったから』w
リベレーションズ1については、4と5の間のお話ということを聞いていましたので、『じゃあ続きってどうなったの?』という答えは『5をプレイするしかないじゃん!』という結論に至ったわけです。
それでも、『ラクーンシティ周辺で起きた初代からの流れ』に固執していた僕は、物語としてのバイオハザードの歴史を調べました。一応備忘録的にブログ記事にもしてありますので、良かったら読んでください。
歴史を調べている中で、初代バイオから続く流れや、バイオ7、バイオ8に繋がるような要素もバイオ5で登場するようだということがなんとなく見えてきたところで、僕はSteamのカートにてバイオ5をポチッたわけです。
実際にプレイしてみた感想
ここからは、実際にプレイしてみた感想をご紹介します。バイオハザード5自体の物語の流れについては僕よりも皆さんの方が詳しいと思いますが、もし知らない方がいたら、こちらの記事も参考に読んでください。
過去の因縁に対する伏線回収が秀逸

今回のストーリーのメインとしては、アフリカのキジュジュ自治区におけるバイオハザードを鎮めるためにクリスが派遣されるところから始まりますが、ジルの殉職(クリスは生きていると思っている)という衝撃的な事実がプレイヤーに突き付けられます。
一方で、新しくクリスの相棒となるシェバは、本編ではそれほど触れられませんが、家族をバイオテロによって亡くしており、クリスたちと同じように対抗心を持っています。
表面上はリカルド・アーヴィングという悪党が引き起こした事件のように見えますが、裏で手を引いていたトライセルとアンブレラの関連性や、すべての糸を引いていたウェスカーの暗躍が非常に巧妙に描かれ、すべての伏線が見事に回収されるストーリーでした。
また、アフリカというこれまでのバイオシリーズには登場しなかった、ある意味『違和感』のある舞台設定も『始祖花』の発見地という点が後半で示され、初代から続くスペンサーたちの悪行を読み取ることが出来て、過去作品ともしっかりリンクした作りになっていました。
サブストーリーコンテンツが結構いい
バイオハザード5には2つのサブストーリーコンテンツが用意されており、物語の背景や裏側での出来事を知ることが出来るようになっています。
個人的には『The Lost in NightMares』が好きです。理由としては、本編ではジルが殉職したこととなっていますが、その理由が明かされる内容になっています。
また、バイオ1を思わせるような探索がメインの内容になっており、個人的には非常に楽しめた内容でした。
アクション要素がかなり強い

全体的にアクション要素が非常に多いなと感じました。
主に2つの点が印象的で、一つは通常時の敵との戦闘です。これまで通り銃火器での攻撃に加えて、敵に近づくと体術が発動するようになっていました。うまく活用すると弾薬の節約になったり窮状をしのぐことが出来るようですが、最初はこれに気づくまでちょっと時間がかかりました。
もう一つは、ボス戦です。ボス戦でも単純に銃火器を使って弱点を削っていくというよりは、QTEで発生する攻撃方法をうまく活用しながら戦うことで倒すことが出来るようになっています。
個人的にはアクション要素は苦手なのですが、今回の作品の中心となる『ウロボロス・ウイルス』がこれまでのウイルスとは違うという表現なのかなと思い、そう考えると周回要素として非常にやり込み甲斐がある点なのかなと思いました。
ゲームとしてよかったと思う評価ポイント
次に、プレイしていてよかったと思うポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
マップが出るのは地味にありがたい
個人的にはこれが一番いいなと思いました。プレイヤーの任意でマップを常時表示できる点です。右上に表示されるミニマップが入り組んだダンジョンを抜けるには非常に便利であり、シェバと共同で抜けていく必要があるという特性を考えると、シェバがどこにいるのかや、ボス戦の時に相手がどこにいるのかというが一目でわかるので、非常に便利でした。
当然ボタン一つで非表示にすることもできるため、好みに応じて変えられるという点も評価が高いなと思います。
チャプター方式で流れがわかりやすい
バイオハザード5では、チャプターごとに区切りがはっきりしており、再度やり直すこともできるようになっています。また、それぞれのチャプターでどのくらいスコアが取れたかなどを確認することが出来るUIになっているので、もし苦戦して納得いかなければ再挑戦するというのも容易になっています。
リベレーションズのように、それまでの話を振り返るというような仕組みにはなっていませんが、じっくりとゲームを進めたい人にはおすすめなのかなと思いました。
個人的にはチャプターの区切りでなんとなく現実に戻される気がするので、RE:4のような区切れかたがいいなとも思いますが。
意外と体力が減らない
僕がノーマル難易度でやったからというのもあったと思いますが、敵の攻撃を受けても結構死にません。所謂赤いメーターになってしまい瀕死状態になったとしても、パートナーが回復薬を投与してくれるので、ギリギリ戦闘は可能な状態まで復活します。
当然、大ダメージを食らったり、瀕死状態のときにパートナーが近くにいないときには死んでしまいますが、他の作品に比べるとそれほどゲームオーバーになったイメージがないので、ある意味特徴的な部分かなと思います。
少し微妙に感じたポイント
続いて、ちょっと微妙だなと感じた点について解説していきます。あくまでも個人的な主観をもとにという前提ですのであしからず。
シェバ弾使い過ぎだって!

もうこれはたくさんの人が感じる点ではないでしょうか?
クリスの新しい相棒のシェバですが、非常に勝気な性格でアグレッシブなのはいいことなのですが、『宵越しの金は持たない』状態でどんどん弾薬を使っちゃいますw
CPUの設計上そのような感じになるんだと思いますが、攻撃する頻度を調整するとかできないので、ピンチの際にはマジでイラっと来ることもありました。
あとあと視聴者の方に教えていただいたのは、弾薬を使わない武器を持たせるといいという事でしたが、初見プレイではなかなか気づけないですよね。
逆に、シェバの浪費癖を前提に周回プレイするのもありかもしれません。
QTEがちょっと
少し前にも触れましたが、アクション要素が増えたことで、一部の行動がQTEになっています。僕、QTE嫌いなんです。だって難しいもん。
要所要所ならいいと思うんですが、結構頻繁にQTEが出てくるので、個人的にはちょっとなぁ・・・と思うポイントでした。
上手な人はなんとも思わない部分かもしれませんが、僕自身は苦戦したポイントでありモヤっとポイントでした。
ところどころムービーでFPSが落ちる
これも個人的な感想であり、Steamだからというのもあるのかもしれません。
今回設定的には60FPSのフレームレートでプレイしましたが、ムービーシーンの一部が明らかに30FPSになっていてちょっと残念でした。
おそらく、ある程度Steam版に最適化されているものの、ムービー自体はそのまま利用している素材が多いのか、重要なシーンで30FPSに落ちる事がありました。(特に、最期の戦闘機内でウェスカーと戦うシーンなどはかなりフレームが荒く残念)
個人的なPCスペックの問題なのかと思ったので色々調べてみましたが、他のSteamでプレイされている方の動画を観ても、間違いなくムービーでFPSが落ちているので、ゲーム自体がそういう作りになっていると判断しました。
ゆえに、この点がガッカリポイントです。RE:5でもっと綺麗なムービーシーンを期待ですね!
このゲームのおすすめポイント
それでは最後に、このゲームのおすすめポイントを紹介します。
地形を利用したいろんな戦略が面白い
僕にはできませんでしたが、後から自分のプレイ動画を観返してみると、もっと場にあるものを活用して敵と戦闘すると楽しく且つ楽に戦えるのかなと思います。
具体的にはその場にあるガスボンベなどを利用して敵を吹き飛ばすなど、マップに配置された武器などを活用するともっといろんな戦い方があるのではないかなと思います。
この点は、プレイヤーそれぞれで視点が違うので、『自分だけのバイオハザード5』の楽しみ方を追求できるためオススメポイントです。
これまで以上に戦闘が派手で爽快感がある
思い起こせば、バイオ0などではデカいだけの虫や、やたら早く動く敵など、地味な戦闘が多かったですよね。僕個人としてはそちらの方がスキルに合っているのですが、バイオハザード5では機関銃などを活用した爽快なバトルフェーズがたくさんあります。
リカルドなんて最後は海の怪物みたいになっていましたが、あの辺が銃火器だけではなくてその場その場に応じた臨機応変な戦い方をすることで、爽快なバトルシーンになっていくのではないかなと思いますので、このゲームのオススメポイントにさせていただきます。
僕にはできないけどねw
個人的にはサブストーリーがおすすめ

一番楽しかったのは何かと聞かれたら『The Lost in NightMares』ですね。
やっぱり『バイオ感』を一番感じたコンテンツだったし、アクション要素は最後のボス戦くらいだったので、個人的には楽しかったです。
いろんな情報を見てみると、バイオハザード5からはいろいろと方向転換を試行錯誤していたということですので、ある意味では好き嫌いが分かれる作品なのかなと思います。
まとめ
ということで、今回はバイオハザード5の初見プレイレビューをご紹介しました。
この作品の一番大きなポイントとしては、クリスとウェスカーの因縁に終止符が打たれたという点だと思うのですが、最後のウェスカー戦がちょっと物足りない気がしたのは僕だけでしょうか?
ラスボス且つあのウェスカーにも関わらず、イベント戦みたいな感じだったので、倒した瞬間は『次は何が来るんだ?』と思っていたことを覚えています。
巷では最新作の話がちらほら聞こえてきていますが、初代バイオのころからウェスカー視点で繰り広げられる物語があってもいいなと思いますが、皆さんはどう思いますか?ぜひコメントで教えてくださいね。
それではまた!
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