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【レビュー】バイオハザード0を攻略して分かった原点の素晴らしさ『裏切りと信頼』がテーマの神作

【レビュー】バイオハザード0を攻略して分かった原点の素晴らしさ『裏切りと信頼』がテーマの神作 ゲームレビュー

今回は、先日ライブ配信にてクリア完了した『バイオハザード0 HDリマスター(BIOHAZARD0:HD REMASTER)』について解説します。大人気シリーズの作品であり、かなり前に発売されたゲームであることから、プレイしたことがある人も多いと思いますが、逆に、最近のバイオシリーズからプレイしたので『ラジコン操作が不安』『最近のバイオと違ったらヤダ』など、プレイしてない人も居らっしゃると思います。

この記事では、バイオハザード0のゲームの内容やほかのシリーズと比較したときの特徴、物語のポイントなどを踏まえて、ストーリー攻略後の感想等を交えながら解説します。

この記事でわかる事
  • バイオハザード0のゲームの内容
  • シリーズに深くかかわる物語の内容
  • バイオハザード0の他シリーズとの違いや特徴
  • 未プレイなら絶対にやった方がいい理由
  • 僕が本作のテーマだと思う『裏切りと信頼』とは?

僕がバイオシリーズを好きな理由を別の記事でも紹介しているので、良かったらお目通しください。

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バイオハザード0を絶対にプレイしてほしい理由

最初に、僕はこのゲームを多くの人に強く強くお勧めしたいと思います。その理由は次の通りです。

独特のゲームシステムが新鮮

固定カメラとラジコン操作
※プレイ画面キャプチャーより引用

最近のバイオシリーズにはない、初代と同じ固定カメラにラジコン操作という古いゲームシステムですが、これが慣れてしまうと本当に面白い。以前プレイした『アローン・イン・ザ・ダーク ニューナイトメア』のレビューでも触れましたが、最近のゲームでは味わえない独特の恐怖演出やドキドキ感が満載です。

『ラジコン操作はめんどくさい』『固定カメラなんて古い』と思う人ほど一度はプレイしていただきたい作品です。

また、その独特の操作感で進めていくストーリーが濃厚であり、いつの間にか操作の不自由さを忘れて没頭してしまうこと間違いなしです。

何といってもバイオシリーズの原点が描かれている作品

アンブレラマーク
※プレイ画面キャプチャーより引用

初代バイオの前日の話として描かれる本作は、大人気シリーズとして知らない人はいないバイオシリーズの正に原点です。

初代バイオでは、ジルクリスアンブレラに隠されていた驚くべき秘密を紐解いていくストーリーになっていますが、本作ではアンブレラ創設メンバーの確執を発端に、それぞれの思惑と策略が描かれています。

特に、スペンサーとマーカスの考え方の違いによる運命の分かれ道が濃厚に描かれており、初代バイオに至るまでの経緯を知ることが出来ます。

レベッカの成長が見て取れる

初代バイオでは脇役でしかなかったレベッカが主人公として登場し、18歳という少女であるにもかかわらず目の前の困難に立ち向かう成長が描かれます。

また、死刑囚として登場するビリーについても、レベッカと行動を共にするうちに、ビリーの本当の素顔が垣間見ることができ、レベッカとビリーの関係性の変化についても鮮やかに描かれている点も、プレイヤーを引き込む大きな要素になっていると思います。

バイオハザード0はやり込み要素が満載

本作の特徴として、二人の主人公で同時に物語を進めていくシステムとなっています。一方を操作し、一方を追従させることもできますし、攻撃せずにその場で待機させるという選択も可能になっています。

このシステムのおかげで、どのように攻略していくかが、どちらのキャラを選択するかで変化しプレイヤーの自由度を大きく広げていると感じます。

また、初見ではやらなかったパターンを試したり、同じ武器でも違うキャラに使わせたりと様々なパターンを試すことが出来るので、やり込み要素は満載です。

アイテムを置く
※プレイ画面キャプチャーより引用

特徴的なシステムとして、『アイテムをフィールドに置く』と言う概念が存在するため、アイテムの管理についてもプレイヤーの選択にゆだねられており、どのように対応するかでゲーム難易度が大きく変化する点も、大変面白い部分です。詳細は後述します。

ラストシーンがかっこよすぎる

ラストシーン
※プレイ画面キャプチャーより引用

僕はこのラストシーンが見たくてバイオハザード0をライブ配信したと言っても過言ではないほど、好きなシーンです。

ラスボスを撃破した後に流れるエンディングムービーは、何度見ても非常にかっこいいと思います。また、その後に流れるムービーも最初から最後までプレイした方なら必ず感動できる内容になっており、感動させられたと思ったら、初代バイオにつながる不穏な終わり方で幕を閉じます。

バイオ好きなら、必見のムービーシーンが満載である点もおすすめしたいポイントです。

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バイオハザード0のゲーム内容

まずは、バイオハザード0のゲーム内容について触れていきます。

物語は初代バイオハザードの前日の話

黄道特急社内
※プレイ画面キャプチャーより引用

バイオハザード0は、初代バイオハザードで展開される洋館事件の前日の話が語られます。ラクーンシティに近い山岳部で発生していた猟奇事件を調査するため、S.T.A.R.S.のメンバーが現地へ向かいます。クリスジルアルファチームが洋館へ向かっている中、後述する主人公のレベッカ・チェンバース属するブラヴォーチームが別の場所を調査しています。

辺りを調査していると、レベッカはある『黄道特急』という列車に辿りつきます。止まってしまった列車の中に足を踏み入れたレベッカは、そこで悲惨な状況を目にし、同じチームメンバーに連絡を取りますが、無線が繋がりません。

仕方なく、車内を確認していると、ゾンビ化した乗客や、凶暴化したケルベロスなどに襲われ九死に一生を得ます。さらに奥へと進んでいった先で、指名手配犯のビリー・コーエンが声を掛けてきました。

バイオハザード0の主な登場人物

バイオハザード0の主な登場人物は以下の通りです。

  • レベッカ・チェンバース
    本作の主人公であり、ブラヴォーチームのメンバー。当時18歳。新米メンバーとしてラクーンシティ近郊で起きていた事件を調査していた。
  • ビリー・コーエン
    元々は軍人だったが、23人を殺害した罪で死刑囚とされており指名手配されている。レベッカとは最初敵対するも、共に苦難を乗り越えることで、ビリーの生い立ちが明かされる。
  • ジェームス・マーカス
    アンブレラ創設メンバーの一人であり、本作のラスボス(実際はマーカスの意志を継いだ、ウイルス感染したヒルがラスボス)。
  • アルバート・ウェスカー
    本編でレベッカらと関わることはないが、ムービーシーンとして登場。マーカスがラスボスになってしまうきっかけを作った一人。
  • ウィリアム・バーキン
    ウェスカー同様、作中での登場はないが、ウェスカーと共に今作の原因に関わる。後に開発する『G-ウイルス』は実はマーカスの研究を横取りしたものだった。

それぞれの詳しい解説は別記事で触れていますので、参考にしてください。

バイオハザード0のゲームシステム

ゲームシステム
※プレイ画面キャプチャーより引用

バイオハザード0は、初代バイオやコードベロニカと同じようにラジコン操作の固定カメラです(ベロニカは固定カメラではない)。

最近のバイオシリーズに慣れている人にとっては非常に操作しにくいゲームシステムとなっており、最初は僕もとてもとっつきにくい印象を覚えました。

しかしながら、固定カメラのラジコン操作に慣れてしまうと、最新シリーズでは味わえないスリルとドキドキ感を体験することができ、独特の世界観を演出している重要な要素ではないかなと思います。

また、プレイするキャラクターはレベッカとビリーの2名構成となりますが、それぞれアイテム枠が6つしかありません。それ故に、武器や回復薬と共にキーアイテムを入手するとそれだけで枠がいっぱいになってしまうので、初代バイオ同様に慎重にリソース管理をして進める必要があります。

攻撃方法については自動エイムとなっており、武器を構えると自動的に敵に照準が向くようになっています。一見簡単なように見えますが、武器を上に向けるのか下に向けるのかでヘッドショットが決まったり、全く攻撃が出来なかったりと状況によって異なり、レティクルが画面上に表示される最新シリーズよりも、ある意味で奥深いシステムになっていると思います。

バイオハザード0のステージは大きく分けると4つ

バイオハザード0のステージは以下の通りです。

  • 列車
  • 養成所~地下施設
  • 礼拝堂~研究所
  • 工場~処理場

それぞれのステージが非常に入り組んでおり、固定カメラも相まって攻略する際には迷子になりがちです。よって、今自分がどこにいるのか、どこを目指しているのかという点は常に把握したほうが攻略しやすくなると思います。

特に僕が迷ったポイントで言うと、養成所ステージで地下施設を行き来したりするのですが、カメラアングルの影響と同じような背景の連続で、かなり迷子になった記憶があります。もし初見プレイをされる方はお気をつけください・・・

なお、工場ステージまで来ると、エレベーターを使って前のステージに戻ることが出来るようになっています。当然敵の再配置がされていますので、戻る際には慎重に戻りましょう。

ボス戦は意外と難しい

ボス戦
※プレイ画面キャプチャーより引用

最近のゲームと違って、場にあるギミックを使ったり複雑な仕掛けを利用したり等することはないので、敵を倒すまで攻撃し続ければ倒すことが出来ます。

しかし、いづれも狭い場所で限られた弾薬を使い、自動エイムという便利なようで不便な気がするシステムのおかげで、結構苦戦する場所も多かった気がします。

また、強い武器になればなるほどアイテム枠を圧迫するため、回復薬がたくさん持てるわけでもないので、狭い場所で逃げながら戦う必要があります。

そう考えると、最近のバイオシリーズと比較すると、ボス戦だけを切り取ると難しかったように思います。

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バイオハザード0の物語解釈のポイント

バイオハザード0をプレイする上で、以降のシリーズに関わってくる重要な要素や、物語を解釈する上で押さえたほうがいいと思うポイントを解説します。

ここからはネタバレも含みますので、閲覧は自己責任でお願いします。

ジェームズ・マーカスとは何者だったのか?

ジェームス・マーカス
※プレイ画面キャプチャーより引用

まず初めに、この物語を解釈する上で重要なキーパーソンになるのが、アンブレラ創設メンバーである『ジェームズ・マーカス』についてです。

マーカスは、オズウェル・E・スペンサー及びエドワード・アシュフォードと共にアンブレラを創設したメンバーです。しかし、マーカスは会社設立にはあまり興味が無かったようで、どちらかというと秘境で発見した始祖花の研究に興味を持っていました。

アンブレラの創設については、発起人のスペンサー、資金援助をしたアシュフォード、研究者のマーカスという3名によって構成されていました。

スペンサーから、アンブレラの幹部候補を育てる養成所の所長に任命されたマーカスでしたが、実体としてはアンブレラ社内からマーカスを追い出すための閑職の様なものだったようです。

研究を続ける中で、様々な動物にウイルスを適合させる実験を繰り返し、マーカスは『ヒル』が最も適合することを突き止めます。これをもってアンブレラの中で自分の発言力を強めたいとマーカスは思っていました。

しかし、その動きに勘づいていたスペンサーは、刺客を送り込みます。その刺客こそ、『アルバート・ウェスカー』と『ウィリアム・バーキン』でした。二人は、養成所の中で幹部候補として活動しており、マーカスも信頼していた数少ない人物でした。その二人に奇襲され、マーカスは命を落とします。

無残にも投げ捨てられたマーカスの遺体にヒルの中にあったウイルス細胞が侵入し、奇跡的な変異が起こります。その変異の結果、マーカスの意志を持ったまま、ヒルがマーカスに擬態することで、マーカスがこの世に蘇り、アンブレラへの復讐と世界の滅亡を企んだことで、今回の事件が起こるのでした。

このような裏側を知ると、一概にマーカスが悪者と思えない節があるのは僕だけでしょうか?結局全ての元凶はスペンサーであり、その陰謀に加担したウェスカーとバーキンもなかなかな糞野郎だなと思いました。

ビリーの過去

ビリーの過去
※プレイ画面キャプチャーより引用

主人公のレベッカと行動を共にするビリー・コーエンですが、元々は殺人罪で指名手配される人物として登場します。しかし、レベッカと行動を共にする中で、殺人者とは思えないようなビリーの人柄が描かれます。

物語の途中でレベッカに対してビリーが自分の過去を語る部分があります。ビリーは軍人時代にアフリカのある場所へゲリラ集団の殲滅を指示されて向かっていました。何人も仲間が居ましたが、熱病や敵からの攻撃で、最終的に残ったのはビリーを含めた4名だけになってしまったのです。

目的の場所に到着すると、ビリーは唖然としました。ゲリラ部隊が居ると告げられたその場所に居たのは、ただの原住民であり、ただの集落があっただけでした。

戸惑いを隠せないビリーに対して、隊長は皆殺しにしろと命令します。軍隊の特質上、手ぶらで帰るわけにはいかなかったのでしょう。

作中では、ビリーが実際に殺人をしたのかどうかは言及されていませんが、何度も何度もレベッカの危機を助けたビリーを鑑みるに、僕としては性善説でビリーは殺人をしていないのではないかなと思います。仮に何の罪もない先住民の殺害に加わったとしたならば、レベッカを見捨てて一人で逃げればいい訳ですから。

ラストシーンまで核心に迫るような表現はないものの、だからこそビリーの人柄をプレイヤーに想像させて、物語をより深いものにしているのではないかなという重要なポイントだと感じます。

誰もが苦戦するであろう『擬態マーカス』の存在

擬態マーカス
※プレイ画面キャプチャーより引用

バイオハザードシリーズには、どの作品にも特徴的なキャラクターや敵が存在しますが、バイオハザード0をプレイしたほぼすべてのプレイヤーが鮮明に記憶している敵キャラが『擬態マーカス』ではないでしょうか?

擬態マーカスは序盤の養成所ステージから登場し、最後の処理場まで何度も何度も登場し、プレイヤーの行く手を阻みます。攻撃力も強く、通常の攻撃ではなかなか倒せない相手であるため、スルーするかグレネードなどで殲滅するかをしないとなかなか厄介な相手です。

僕はこの『擬態マーカス』は物語上非常に重要な役割を持っているのではないかなと思います。

それは、前述した経緯でマーカスはスペンサーによって抹殺されました。また、信頼していた養成所のメンバーであったウェスカーとバーキンによって葬られたことを考えると、相当の未練と哀しみ、怒りや執着があったのではないかなと推察します。

その中でも、現世に対する『執着』の表現としてあの擬態マーカスというキャラクターが登場したのではないでしょうか。思い出してみると、ラスト手前でマーカスの姿として登場し過去を語る彼の姿は、抹殺直前の老人ではなく、若かりし頃の美青年のマーカスとして登場します。

このようなことからも、マーカスは自分の輝いていた頃へ戻りたい、永遠の存在でありたいなどの願望が強く、それが執着としてモンスターを生み、やがて怒りや恨みという感情へ変化していったのではないかなと考えます。

何度となく行く手を阻まれた面倒な敵キャラも、こうして考えると、物語の重要なメッセージの一端を担っているような気がしてなりません。やっぱ、バイオって深いなー。

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バイオハザード0の特徴やシリーズ作品との違いを考察

バイオハザード0は物語としてのシリーズ作品への重要な橋渡しをしており、ゲームのシステムにも特徴的な部分が見られます。僕個人がプレイして感じた部分を中心に詳しく解説します。

アイテムを『置く』という発想

初代バイオや最近のシリーズでは定番となっている『アイテムボックス』ですが、バイオハザード0では登場しません。代わりになっているシステムが『アイテムを置く』という概念です。バイオハザード0ではフィールド上に一杯になったアイテムを置いておくことができ、あとからそれを拾い直すということが出来ます。

前述した通り、工場ステージに入るとエレベーターを利用して前のステージに戻ることが出来ますが、持ち物がいっぱいで持ってこれなかったアイテムを再度拾い直すということが出来ます。

逆に、アイテムボックスの概念がないため、適当にアイテムを置いてしまうと、あとから取りに戻るのが非常に困難になる場合もあり、ゲームの自由度とプレイヤーの選択の幅を広げている、とても特徴的な部分ではないかなと思います。

一部のボス戦で離脱が出来る

序盤のボス戦では、戦闘の途中で別のフィールドへ移動して、戦闘を一時的に中断することが可能です。通常は、ボス戦が始まると倒すかやられるかしないと、戦闘を継続する必要があると思いますが、バイオハザード0では中断が出来るため、アイテムを交換したり回復薬を取りに戻ったりということが可能です。

さすがにラスボス戦や後半のボス戦では離脱できない場合もありますが、序盤のボス戦では一部可能な為、なかなか倒せない場合などは、一度離脱して戦略を立て直すということも可能になっています。

操作キャラを待機させることが出来る

バイオハザード0の特徴的なシステムとして、パートナーの待機や単独行動が挙げられると思います。ビリーとレベッカで行動を共にしていくことが基本ですが、ある場所でパートナーを待機させて単独で戦闘をしたり、探索を進めてアイテムを回収したりと様々な攻略方法があると思います。

また、ドアを通過しない同じフィールド内では、遠くにいるパートナーを呼び戻して次のフィールドへ進むということも可能な為、高難易度攻略の場合にはうまく活用することで難所を攻略することも可能です。

この攻略については、僕の好きな配信者さんの『Nero』さんの動画が分かりやすいと思うので、参考として載せておきます。

Neroさんの『バイオハザード0 最高難易度解説

黒幕が登場せず、過去の出来事の深堀に終始している

これは物語上の話になりますが、バイオハザード0では事件の元凶となった黒幕の存在が示されません。具体的に言うと、初代バイオであれば裏で暗躍していたウェスカーが登場しますし、最新作であるヴィレッジであればミランダを指します。

ラスボスの設定としてクイーン・ヒルや擬態マーカスが登場しますが、前述の通りマーカス本人ではなくウイルスによって変異したヒルです。また、マーカスがこのような状態になった元凶はスペンサーですが、スペンサーは作中に登場しません

ビリーが過去を語る部分で、『情報に踊らされた』というセリフがあるのですが、ビリーの人生もレベッカたちの奮闘も、秘密裏に進行している策略の表面で踊らされており、核心部分は触れられていない要素が多いように感じます。

こうして考えると、物語の構成として出発点を示しはするものの、着地点を敢えて明言しないことで本作の中で一段落せず、続くシリーズ作品への素晴らしい橋渡しになっているのではないかなと思います。

レベッカの奮闘が描かれている唯一の作品

レベッカ
※プレイ画面キャプチャーより引用

何といってもこの作品の特徴はレベッカが主要人物であるという点ではないでしょうか。初代バイオでもレベッカは登場しますが、新任であり若いメンバーの為、目だった活躍はありません。

しかし、バイオハザード0では銃火器を操り謎解きをしながらビリーと共に敵に立ち向かう、勇敢なヒーローとして鮮やかに描かれています

また、才女であるレベッカらしくハーブの調合が可能であったり、18歳の少女らしく体力が少なかったりと、パーソナリティも上手く表現されており、プレイヤーが感情移入しやすくなっていると思います。

また、個人的にグッと来たのは、一番最初にビリーと出会う時には言われるがままになっていたレベッカが、ラストシーンでは自らの決断でビリーを逃がすという選択を取ったたくましい顔をしていたことです。こんな部分にもレベッカ・チェンバースという一人の少女の成長を見て取ることが出来る作品ではないかなと思います。

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バイオハザード0のテーマだと思う『裏切りと信頼』

さて、ここまで読んでいただいた方ならもうお分かり方と思いますが、僕はこのゲームのテーマは『裏切りと信頼』だと感じました。

マーカスへの裏切り
※プレイ画面キャプチャーより引用

『裏切り』の部分については、マーカスに対するアンブレラの仕打ちがまさしくその通りだと思います。当初はアンブレラの創設メンバーとして協力していたマーカスが、ウイルスの研究を進める中、自分だけの考えでアンブレラを動かしていきたいスペンサーが裏切り、ウェスカーとバーキンを利用して、マーカスを暗殺してしまいました。

この時のマーカスの心情を考えると、ヒルが擬態して執着心に燃えるのも無理はないなと思う部分があります。

レベッカとビリーの信頼
※プレイ画面キャプチャーより引用

一方で、『信頼』の部分は、レベッカとビリーの関係性にあります。物語の序盤では、ビリーに対して強い猜疑心を抱いていたレベッカですが、行動を共にするうちにビリーにかけられた疑惑の方に疑問を持つようになります。

最後は、ビリーを逃がすという選択をするレベッカにとっては、猜疑心が信頼に変化した証ではないかなと思います。

ビリーについても、列車でレベッカにあった時には、少女として適当にあしらっていましたが、最終的には頼れるパートナーとして強い信頼を寄せているのが分かります。

バイオハザードシリーズでは、2面性を持つテーマが描かれることが多いと思うのですが、本作での二面性は『裏切りと信頼』ではないのかなと感じました。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。バイオハザード0について、多大なる私見と実体験をもとに解説してみました。このゲームは本当にたくさんの人にオススメしたい神作だと思っています。

バイオハザード0の素晴らしいところまとめ
  • 固定カメラとラジコン操作ならではの新鮮さ
  • 歴代シリーズに繋がる物語の原点と驚きの真相
  • レベッカとビリーの人間模様とレベッカの成長
  • 独自システムによるプレイの自由度とやり込み要素
  • ラストシーンがマジかっこいい

今回の解説を元に、プレイ済みの方は改めて本作の良さを体験していただき、未プレイの方は、作品に散りばめられたたくさんのドキドキとワクワクを是非体感していただきたいなと心から思っています。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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