久々のホラーゲーム初見プレイとなりました、『ライズオブインサニティ(Rise of Insanity)』のレビューを紹介します!前回プレイしたホラーゲームは『ドントノックトワイス』でしたので、比較もしながらプレイしてみた感想をシェアします。
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プレイするにあたっての注意点とレビューの前提
このゲームは購入するまで分からなかったのですが、日本語に対応していません。
よって、プレイする場合にはその点を考慮してプレイすることをおすすめします。ある程度英語が読める方なら雰囲気でプレイはできると思いますが、僕自身は医学用語などがよくわからなかったのでレビュー内容としても解釈が間違っているかもしれません。その点はご容赦ください。
物語のあらすじと全体的な特徴
物語は、1970年代のアメリカを舞台に展開されます。プレイヤーはDr. Stephen Dowell(スティーブン・ダウエル博士)という心理学者を操作します。彼は、心理療法とカウンセリングを提供する病院で働いていますが、彼自身も深い心の闇に囚われています。
ゲームの冒頭から、博士の不気味な幻覚や悪夢に引き込まれます。プレイヤーは、彼の心の秘密や過去のトラウマを解明するために、病院内や周辺の環境を探索します。病院の廊下や部屋に散らばるアイテムを見つけたり、パズルを解いたりしながら、物語が進行していきます。
ゲームとしての特徴
『Rise of Insanity』は、洞察力と推理力を駆使することが求められるゲームです。プレイヤーは、病院の謎を解き明かすために、博士の視点から物事を考える必要があります。さまざまなホラー要素が組み合わさった環境や、印象的な音楽と効果音が、プレイヤーを緊張感のある世界に引き込みます。
このゲームは、恐怖心と心理的なサスペンスを追求した作品です。プレイヤーは、博士の苦悩や精神的な闘いに同行し、彼の過去や内面に迫っていくことになります。ゲームは緊張感に包まれながら進行し、意外な展開や心理的な衝撃が待ち受けます。
『Rise of Insanity』は、美しいグラフィックスと没入感のある環境設定によって、プレイヤーを魅了します。ホラーゲームが好きな方にとっては、このゲームは独特な体験となることでしょう。また、心理学や精神の側面に興味を持つ人にとっても、博士の心の闇やトラウマの解明を通じて、深い洞察を得ることができるでしょう。
『Rise of Insanity』の特徴的な要素の一つは、心理学的な要素の組み込みです。プレイヤーは、博士として患者たちの心の中に入り込み、彼らの心理状態を解読する必要があります。心理的なヒントやサインを見つけ、それを駆使して物語を進めていくことが求められます。
ゲーム内での探索は、緊張感と恐怖感を煽る要素も含んでいます。病院の廊下や部屋を徘徊する際には、予期せぬ出来事やジャンプスケアを経験することがあります。これによって、プレイヤーは物語により一層没入し、心理的な緊張感を味わうことができます。
『Rise of Insanity』は、プレイヤーの選択によって結末が変化するマルチエンディングも特徴としています。プレイヤーの行動や決断が物語の展開に影響を与え、複数のエンディングを迎えることが可能です。これによって、再プレイの価値が高まります。
このゲームは、恐怖心と心理的な謎解きを組み合わせた体験を求めるプレイヤーにおすすめです。美しいグラフィックス、緊張感のある音楽、洗練されたストーリーテリングが、プレイヤーをゲームの世界に引き込みます。
そもそものことの発端
ゲーム自体はよくあるタイプの『探索系ホラー』でした。よって、謎解きを進めていけば比較的簡単に誰でもクリアできると思います。
ただ、問題はそのストーリーで、英語なので憶測も含みますが僕は下記のように解釈しました。
登場人物
- 医者
- 医者の妻
- 医者の息子
- 庭師の男
- 医者の友人
プレイヤーとしては、医者の視点で物語を進めていきます。どうやらこの医者は心療内科ののような部門の医者のようですが、映写機を使った催眠療法的な治療法を確立したとか。しかしながら、その治療法の研究に没頭していた夫に対して愛想尽きていた医者の妻は、使用人?である庭師の男と不倫関係に陥ります。また、医者はアタオカなのか、自身の治療法の研究の一環として、息子を実験台にすることもあったようです。
その患者として庭師の男が現れますが、庭師の男は次第に幻覚や悪夢に悩まされることとなり、医者に何度も相談していたようでした。
ある日、医者の妻と息子が何者かによって惨殺されるという痛ましい事件が起きました。その犯人として逮捕されたのがなんと庭師の男でした。一部報道では、医者にも一定の責任があるということで、取り調べを受けたり裁判にて追及されるようなこともあった模様。
この辺からがよくわからない部分も多いので僕の推測ですが、恐らくこの医者については自分の研究に没頭するあまり錯乱状態もしくは多重人格的な状況にあったんだと思います。
その中で、妻と息子に対して憎悪のような感情が芽生え、いつしかそれを庭師をコントロールすることで殺害を実行しようとしたのではないかと考えました。息子が書いた絵の黒い影が医者の負の部分なのかそれとも医者に影響された庭師の事なのか定かではありませんが、息子も少なからず何かしらの変化は感じていたようです。
と、ここまで話が飛躍するとなんでもありのような話にも聞こえてきそうですが、実際にゲームの舞台になるのは事件が起きた後の自宅や、広大な敷地に位置する庭、廃墟と化した病院などのステージなので、恐らく一連の事件が起きた後、正気を取り戻した医者が様々な場所を巡りながら自身の記憶をたどって事の真相に近づいていくみたいな話なんじゃないかなと想像しています。
プレイしてみた感想
正直、よくわからなかったですw
全編英語であるという点が大きく、物語が雰囲気でしか解釈できないので、あまり感情移入が出来なかったというのが本音です。
それを差し置いて考えても、ゲームとしては結構単純な作りになっていると思いますので、ストレスなくプレイはできると思いますが、人によっては単純すぎると感じるかもしれません。謎解き自体もあちこち歩き回れば絶対に解けるレベルのものばかりですし、遊びごたえという点では低い印象でした。
ただ、『Rise of Insanity』というタイトルを深読みすると、直訳では『狂気の目覚め』とかそんな意味になるかなと思うのですが、これが医者にコントロールされた庭師を主語とした言葉なのか、医者の奥底にあった家族への感情なのかという想像をすると、英語をしっかりと理解してプレイしてくことでまた新たな発見があるのかもしれません。
まとめ
ということで、総合的には日本語字幕がないという観点で広くお勧めできない部分はあるのですが、英語が問題ないという方は是非プレイしてみてほしいです。
そもそも購入段階で確認しろよっていう話かもなんですが、PSストアアプリで詳細が出なかったのでずっと買えないものだと思っていて、PS4のストアから表示して購入できるとわかり勢いで買ってしまったのが失敗だったかもです。
次回は落ち着いて購入するように心がけますw
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