今回は、海外版を購入するまでに至るほど興味をそそられたホラーゲーム『MADiSON(マディソン)』についてご紹介します。念のためお断りしておくと、プレイの途中で突如としてゲームが起動できなくなり途中までしかプレイしておりません。よって、そこまでの感想という内容になりますのでご了承ください。
『MADiSON』とはどんなゲームなのか
このゲームはプレイステーションストアにて表示はされるものの、購入が出来ない状態になっているので、どんなゲームなのかという概要をまずはご紹介します。
MADiSONは、アルゼンチンのスタジオBloodious Gamesによって開発および公開された一人称ホラーゲームです。Microsoft Windows、PlayStation 4、PlayStation 5、およびXbox Series X/S向けには2022年7月8日にリリースされました。Nintendo Switch版は2022年8月26日にリリースされました。
プレイヤーは16歳の誕生日にインスタントカメラを受け取るティーンエイジャー、ルカを操作します。そのカメラは30年前のシリアルキラーのものであり、それを通じて主人公は手掛かりを見つけながら、恐ろしい謎を解き明かそうと家の中を探索し始めます。
MADiSONは、インスタントカメラを使用して生者の世界と死者の世界を結びつけることに焦点を当てています。プレイヤーは物語全体でカメラを使用してパズルを解き、裸眼では見ることができない秘密を発見し、悪魔の存在を追い払うなどします。
物語は真っ暗な部屋で突然始まる
主人公が気が付くと真っ暗な部屋に一人でいました。近くにあるドアは大きな音を立てて向こう側から誰かがドアを叩いているようです。自分に話しかけている様子のため耳を傾けると、どうやら主人公の父親のようです。父親は主人公の事を『ルカ』と呼びました。
何が何だかわらずあたりを見回すと壁の中に通路を見つけルカはとりあえず部屋を出ることが出来ました。薄明りの中進んでいくとその家はどうやら祖父の家のようです。不気味な物音が鳴ったり遠くで雷鳴が聞こえたりする中で、不規則に点滅する明かりに恐怖を覚えながらもルカは廊下を恐る恐る歩いていきます。
家の中にある手紙や手掛かりを頼りに進んでいくと、どうやら事件か事故か、過去に何か起きていてそれが自分の家族に関係があるということがだんだんとわかってきます。不気味な家の中を一人で探索しながらルカは自分の家族に隠された秘密を、ポラロイドカメラを片手に究明していくことになります。
海外パッケージ版を購入に至った経緯
僕は基本的にホラーゲームを中心にプレイしているので、いつもの通りプレイステーションストアを検索していたところたまたま発見したゲームでした。プロモーションムービーやゲームの紹介文を見る限り面白そうだなと思ったのですが、一つある問題が。それは、購入するというボタンがプレイステーションストア上で表示されずダウンロード版の購入が出来ないということでした。
理由がわからなかったのでしばらくはそのことは忘れていたのですが、ほしいものリストに入れていたこともあり、何度か見かけるうちにどうしてもプレイしたくてたまらなくなってしまいました。
そこで、中古のパッケージ版をネットで探したら運よく見つかったので、海外版ではありますが購入に至ったということになります。正直初めての海外版購入だったのである程度不安もありましたが、ゲームが出来ればいいかなという感じでした。
ホラー好きなら惹かれてしまう、僕が気になったポイント
ではなぜそこまでして僕がこのゲームをやりたいと思ったのかという点をご紹介します。
まずはこちらをご覧らください。公式トレーラー動画です。
探索系ホラーゲーム好きならもうこの時点で気になってしまうのはお分かりいただけるのではないでしょうか。『誰もいない不気味な家』『奇妙な物音』『突如として襲い来る影』『難解な謎解き』『戦闘シーンはなさそう』これだけの条件がそろえば僕としてはプレイしてみたいなと思うゲームに入るのは間違いないかなと思います。
雰囲気的には、以前プレイした『VISAGE』に似ている気もして、より興味をそそられていました。
物語のキーアイテムが『ポラロイドカメラ』であるということ
気になってから色々調べてみると、どうやらこのゲームのキーアイテムはポラロイドカメラであることがわかりました。最近はスマホが普及しきっているので見かけませんが、僕は心霊写真全盛期に少年時代を過ごしましたので、カメラ→写真→ホラーというのが容易に想像が付きました。当然このゲームにも心霊写真の要素が含まれているのではという思いから、これは面白そうだなと興味をそそられました。これまでにプレイしたホラーゲームもカメラが登場するゲームは多かったように思います。
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本編中では、ポラロイドカメラを使用して撮影することで、無かったものが現れたり時代を行き来することが出来たりとストーリーを進めていくうえで必要不可欠なアイテムになっているようでした。
途中までプレイしてみてよかったと思うオススメポイント
それでは、残念ながら途中でプレイが出来なくなってしまいましたが、プレイ出来た部分を参考に良かったと思う部分を紹介していきます。
とにかく世界観が良かった
まずは、世界観が自分の好みにぴったりでした。内容としてはホラーテイストの謎解き探索ゲームなのですが、メインのポイントになっているのが自分の家族に関わる謎を解き明かしていくというのが、親近感がわいて逆に怖いという点でとてもよかったです。
今までよく知っていたはずの自分の家族に実は知られざる秘密が隠されていたという衝撃と、その謎を追い求めて奔走する主人公ルカの姿が、言い知れぬ恐怖を演出しており没入感を高めています。また、家族に対して『不気味』だと感じしてまう展開に、どんどんゲームの世界に引き込まれていくような気がして完成度の高さに圧倒されました。
どこから来るか分からない恐怖がちょうどよかった
ホラーと言えば恐怖演出ですが、個人的にはジャンプスケア満載のゲームはあまり好きではありません。雰囲気や違和感など『気づいてしまうと怖い』という心理的な演出のほうが好きです。
その点でこのゲームは心理的な恐怖演出に長けており、探索作業に飽きてしまうこともなく怖いながらも楽しみながらストーリーを進めることが出来ていました。だからこそ、突然プレイが出来なくなった時には本当に残念でなりませんでした。
何故プレイできなくなってしまったのか
では、今後同じようなことが起きないために、また僕と同じような思いをする人が出ないために、プレイが出来なくなるまでの状況を載せておこうと思います。
まずこのゲームを始めて認識したのはスマホのPSアプリで検索して見つけました。しかしながら前述の通りゲームの詳細や画像、トレーラー画像などは掲載されているのですが、購入するボタンが表示されないという状況です。以前『インソムニス』というホラーゲームを購入した際にPS5でしかプレイが出来ないということがわかり購入を断念した経験があるのですが、今回のゲームについてはPS4でもプレイできるということをネット検索で調べました。
となると、PSストアで購入ができない可能性としては次のことが考えられるかなと思いました。
- 一時的なメンテナンスで購入が出来ない
- ゲーム内容が過激なため日本国内では規制がかかっている
- 発売はしたがゲームの発売自体がストップした
- 販売元の会社が倒産したのでサービス停止状態になり購入が出来ない
色々と調べてみたのですが、販売元は運営されておりメンテナンス等でもないようなので、考えられる可能性としては国内の規制により販売されていないのではないかと考えました。
国内で購入が出来ないのであれば海外版を購入できないかと考え、中古サイトなどで検索をしたところ手ごろな値段で売りに出されていたので即購入しました。
ここからが謎なんですが、パッケージ版が届いて配信でプレイしている時には何の問題もなくプレイ出来ていたのですが、3回目の配信をしようと準備している最中に突然PS4に『不明なディスク』と表示されゲーム自体が認識されなくなりました。ディスクに傷がついているわけではなく、歪んでいたりするような物理的な問題ではなく、何が問題なのかわかりませんでした。
因みに、先日初見プレイを配信した『BIOHAZARD RE:4』についてもパッケージ版を購入したのですが、こちらについては問題なく読み込みできる状態です。別のパッケージ版ゲームを試してみても問題なくプレイできる状態を確認しました。
自分だけではどうにもならなかったので、プレイステーションストアのオンラインサポートに問い合わせたところ、下記のような返答でした。QがオペレーターでAが僕です。
- Qディスクが読み込めないというお話ですが、PS4ではどのようなエラーメッセージが表示されますか?
- A
『不明なディスク』という表示になり、起動できません。(PS4の画面写真を添付して返信)
- Qシステムバージョンアップをご確認いただき、最新バージョンに更新してください。
- A
すでに最新であることを確認済みです。
- Q今回のお問い合わせ以外で何かお試しになったことやお調べになったことを教えてください。
- A
PS4本体の再起動やディスク盤面の傷や汚れの確認、ほかのディスクでの読み込みなど可能な範囲でできることは試しました。
- Q本体の設定から『初期値に戻す』をお試しいただけますでしょうか。
- A
対応は可能。これによって生じるリスクとその後の対応方法を教えてほしい。
上記の最後の質問をしたところ、『海外版のディスクのため本窓口ではサポート対象外です。これにて一旦対応を終了させていただきます。』とのことでした。・・・いや、海外版であることは最初から伝えてるのにリスクの話をしたらいきなりこれですか。僕はただただこのゲームがやりたいだけで、プレイすることが出来ないならその理由を教えてほしいだけなんです。で、最初はプレイ出来ていたものが途中でできなくなっているので、疑問に思って問い合わせをしたのですが・・・
ゲームがプレイできないことが一番残念ではありますが、このサポート窓口の対応はちょっと不満が残ります。やっぱり問い合わせ窓口だと対応数が多すぎてテンプレの対応しかしないのかな?以前誤って購入したゲームの返金問い合わせの時は本当に素晴らしい対応をしてくれたので、ちょっとガッカリです。
まとめ
ということで、今回は理由もわからず途中でプレイが出来なくなってしまったホラーゲーム『MADiSON(マディソン)』についての解説と、サポート窓口での問い合わせ内容についてご紹介しました。
・・・うーん、残念という言葉しか残らないですが、次回からはPSストアで購入できるゲームだけを探したほうが無難かもしれませんね。でも、めぼしいものがないんだよなぁw
やっぱりそろそろSTEAMに移行するためにゲーミングPCを購入するしかなさそうです。では今回はこの辺で。
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