またまたジャケ買い初見プレイしましたw
今回は、スペインの製作会社が作った和風ホラーゲーム『IKAI』のプレイレビューです。外国の人が作った和風ホラーという時点で大変興味をそそられた作品なのですが、実際のゲーム内容やオススメポイント・イマイチポイントなど正直レビューを紹介します。
ゲームの内容
僕自身プレイする直前で知ったことですが、このゲーム、パッケージで見ると一見国産だと思いがちなのですが、スペインのゲーム会社『Endflame』という会社によって製作されました。
主な舞台は山奥にありそうな神社
ゲームの舞台はおそらく山奥なのであろうと思われる神社をメインステージとして繰り広げられます。プロローグは主人公の巫女である『直子』と妹の『晴香』の鬼ごっこシーンから始まります。仲の良い姉妹のようで特にホラー感はなく二人の関係性が描かれます。しかしそれは回想で、実際には妹の晴香とは一緒に暮らしていない様子でした。
神社の巫女として過ごしている主人公の直子は神社を掃除したり選択を干したりとごく普通の家事をこなしている中、突然目の前が眩んで邪悪な気配に包まれます。
ホラー要素として登場するキャラクターは日本の妖怪がメイン
本作のホラー要素上げられるのはもちろんメインのステージである神社でもあるのですが、キャラクターとしては日本の伝統的な妖怪が敵キャラクターとして主人公の行く手を阻みます。林の中で現れる『つるべ落とし』や不思議な洞窟で顔を見せる『お岩さん』、終盤で登場する『蜘蛛女』など古典的なキャラクターが多いことが特徴的でした。
ステージを構成するオブジェクトも蠟燭や襖など『ザ・古風な日本』という感じで、日本人の僕としても所謂日本のイメージを感じられる作りになっていました。
基本的には妖怪や魔力を封印していくことで物語が進む
ゲームを進めていくと、特定の場所でイベントが発生します。そのイベントでキーとなる妖怪や魔力をお札の力によって封印していくというのが主なゲームのシステムです。ただ、ダンジョンを抜ける必要があったり先に進むためのアイテムを探したりと、結構あちこち歩き回る必要があるので初見プレイとしては苦戦した印象がありました。
また、謎解き要素がいくつかありましたが、簡単なものから極めて難しいものまであり、探索や謎解きという観点ではやりごたえのあるゲームだったと思います。実際に、謎解きでどうしてもわからなくて、視聴者の方にアドバイスをもらって解けたギミックもありましたw
ホラーゲームとしての印象
ゲーム自体はサイコロジカルホラーとして制作されているようですが、正直そこまで怖いという印象はありません。なぜそう感じるか考えてみたのですが、敵として登場するキャラクターが昔話に出てくるような妖怪が多く、ゲゲゲの鬼太郎のような世界観だったことが起因していると思います。
所謂『霊現象』という感じではなく、神社に救う悪霊を退治していくという感じだったので、日本人である僕としてはホラー要素はそこまで高くないというふうに感じました。ジャンプスケアも特になかったので、淡々と謎解きをしていくような感覚が強く、ホラーゲームとしては少し物足りない印象を受けたというのが正直な感想です。
ストーリーがちょっと薄い
物語としては、主人公の直子とその妹の晴香、神社の神主と晴香の婚約者という4名が登場するのですが、どうやら婚約者が暴力を奮うため晴香が亡くなった(?)ことから、数々の悪霊が神社に出てきて悪さをしているというような仕立てだと解釈しました。最終的には晴香の霊を鎮魂することでエンディングを迎えるというような感じの印象を受けました。
しかしながら、ゲーム内での伏線やストーリーの解説はあまりないので、婚約者と妹の関係などは後半のほうで突然出てくるような印象を受けました。僕は音声も字幕も日本語でプレイをしたのですが、そもそも海外で作られていて、字幕の日本語の意訳もちょっと淡白な印象だったので、そのへんもストーリー理解に影響するのかなという感じでした。
まとめ
今回はスペイン発の神社探索ホラー『IKAI』を初見プレイした感想をレビューしました。ホラーゲームとしてはかなり物足りない部分はありましたが、謎解きという観点では結構な難易度の物もあったので、ホラーは苦手だけど謎解きを楽しみたいという人、和風の雰囲気を楽しみたいという人にはおすすめできる作品です。外国の文化の中で育ったという方は日本に興味を持っていただけるきっかけになるかもしれないゲームだと思います。
というわけで、今回のレビューは以上です。続々とホラーゲームの初見プレイを進めていますので、よろしければYoutubeチャンネル登録もよろしくお願いいたします。最後までご覧いただきありがとうございました。
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