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【コスパ最悪・酷評レビュー】サイレントヒルFを2周して攻略を諦めた理由と問題点を徹底解説

ゲームレビュー

バイオハザードシリーズ以外では久々となるビッグタイトルシリーズである『サイレントヒルF』を初見プレイしました。

結論から言うと、僕はこのゲームに対して『やらなければよかった』という感想を持ちました。もちろん、良い部分もあったのですが、僕にとってはマイナス面の方が大きく、エンディング回収の周回プレイではプレイ続行をあきらめてしまいました。

今回のレビューでは、僕が『サイレントヒルF』を初見プレイして、何に対して『やらなければよかった』と感じ、『どうしてそう思ったのか』という点を、包み隠さずお伝えします。

ファンの方からの批判は覚悟で、かなり正直にレビューしますので、ご了承のほどよろしくお願いします。

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ゲームの内容

まずは、簡単にこのゲームがどんなゲームなのかという部分を解説します。

基本的にはサバイバルホラー

サイレントヒルシリーズがお好きな方ならお分かりの通り、『サイコロジカルホラー』というジャンルを確立したのがサイレントヒルです。

僕はサイレントヒル2リメイクもプレイしましたが、このサイレントヒルFには『サバイバルホラー』っぽい印象を受けました。

ホラー要素や物語の真相というよりは、ゲーム中のアクション要素が強く、『ホラーっぽい雰囲気を醸し出そうとした一本道のアクションゲーム』というのが僕の印象です。

よって、サイレントヒルシリーズにあるような『精神的に訴えかけるホラーゲーム』という特色を期待すると若干の肩透かしを受けるのではと思います。

主人公は一般人『らしき』女子高生

本作の主人公は『深水 雛子(しみず ひなこ)』という女子高生です。

深水 雛子のプレイ画像
プレイ画面キャプチャーより引用

初見の段階では父親と口喧嘩をして家を飛び出し、友達とよく行く駄菓子屋へ向かっていました。その途中で『いつメン』である友人たちと合流しますが、突如として変容した街中に異形の化け物が姿を現します。

次第に周囲の変容は自分が育った場所とは思えないほど変容し、友人が目の前で亡くなってしまい、異形の世界と現実らしき世界を行き来しながら話が進んでいくという『サイレントヒルっぽい』世界観です。

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良かったと思う点

酷評をしますが、このゲームでよかったと思う点もありましたので、いくつか紹介しておきます。

環境音や効果音は素晴らしい

ホラーゲームにありがちなジャンプスケアに頼らず『雰囲気で演出する』という恐怖の作り方は良かったと思います。その中でも、環境音や効果音の挿入の仕方は素晴らしく、リアルなグラフィックを支える要素として高い完成度になっていると思います。

マップやTODOがあるのでプレイに迷わない

ゲーム内のマップ画像

本作ではマップ上に目的地が表示されたり、サブ要素である『お地蔵様』などがイラストで描かれていたりと、探索を進める上でプレイヤーの助けになるようなUIになっている点は、プレイに自信がないユーザーにとっては加点ポイントだったと思います。

また、テキスト情報の画面では物語を補足する説明が表示されるなどするため、複雑な物語を理解するためのアシスト要素として役立つと思います。

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サイレントヒルFの問題点

それでは、ここから酷評します。自己責任で読んでください。結構ひどいこと言います。

ただし、これは僕の正直な感想であり、僕なりに本作に向き合ったうえでのレビューとなりますので、その点ご了承ください。

初見プレイでは疑問が残りすぎて不満しかない

1週目のエンディングシーン

このゲームは周回を前提として作成されているようで、1週目のプレイでは全プレイヤーが同じエンディングを『強制的に見させられる』ことになります。これがまず個人的にはあり得ません。

もう少し噛み砕くと、サイレントヒルシリーズでは周回することによってサイドストーリー的な部分や『IFエンド(別エンド)』が存在するため、周回前提自体は問題だとは思いません。

しかしながら、『1週目では何が何だか分からないうちに終わる』という点がクソだと思いました。

僕は心が折れたのですべてのエンディングを見ていないため、『本来どういう話だったの?』という点はこちらの方のブログが分かりやすいと思います↓

例えば、サイレントヒル2リメイクを例に挙げれば、周回することで真相にたどり着いたり、制作側の想定する『本来エンド』を見ることが出来ます。しかし、これは1週目でも『ある程度の着地をした上で更に違う側面を見せる』という作りになっています。

一方で今回プレイした『サイレントヒルF』では、初見プレイで僕に残った感想は『で、どういう話なん?』という疑問だけでした。

1週目では分からない部分が多い中で、『雛子の結婚観』『友人との関係』『両親との確執』『謎の仮面の男』『土着信仰』『村の言い伝え』など多くの要素が盛り込まれているため、全てを理解するためには非常に多くの時間と忍耐が必要であり、僕としては不満が多く残りました。

一言で言うなら『めんどくさい』

周回プレイでの印象を第一にご紹介しましたが、僕のこのゲームに対する印象を一言で表すならこの言葉が非常にぴったりだと思います。

周回プレイが前提であるこのゲームで、エンディング分岐があると言いながら同じような周回プレイをするには、以下の点が障壁になりました。

  • 初見で抱える疑問が少しづつしか変化しない(それ以外はほぼ同じ話に見える)
  • ゲームプレイ自体は単調で、一本道を同じことをやらされる
  • アクション要素が大部分を占めるにも拘らず、操作性が悪い
  • 探索、戦闘、ボス戦に変化がなく最後まで同じ『作業』の繰り返しになる
  • テキスト情報が多く、だるい
  • 1960年代の日本が舞台という点が、『結婚観』や『家族観』にしか反映されていない

それぞれ詳しく解説します。

初見で抱える疑問が少しづつしか変化しない

ゲームプレイ画面

前述の通り、初見で『ある程度のエンディング』を迎えるのではなく、たくさんある疑問の『数パーセント』だけがそれぞれで提示されるだけで、モヤモヤが多く残ります。

しかし、周回プレイをする上でもこのモヤモヤはずっと残り続けます。たとえるなら、日本食でよくある『三角食べ』の状態です。定食の主菜を食べ終わって次に副菜を食べ始めるのならサイレントヒルシリーズらしいのですが、主菜も副菜も少しづつ同じ具合に食べ続けるので、『結局定食全体が見えない』という状態が続きます。

僕はこれが一番イライラしました。

ゲームプレイ自体は単調で、一本道を同じことをやらされる

周回プレイが必須にも拘らず、ストーリーの微妙な変化を除くと、単調な作業を強いられます。

ところどころ新しい物語の展開は見られましたが、実際に大部分を占めるゲームプレイは同じことの繰り返しで、本当に飽きます。

スーパーマリオシリーズでももう少し起伏のあるゲームプレイだと思います。それくらい単調な作業が続き、コスパも悪いし飽きてしまうことが多くありました。

アクション要素が大部分を占めるにも拘らず、操作性が悪い

単調で飽きやすいゲームの内容にも拘らず、その中でも大きな部分を占める戦闘(アクション)要素が非常に操作性が悪いです。

僕自身がアクションが苦手ですので、単に僕が下手なだけな部分もあります。

しかしながら、切り返し攻撃やジャスト回避などテクニックが要求される要素があるにも関わらず、コマンド後の硬直が長かったり、カメラワークが他のゲームに比べると視認性が悪いため、僕と同じようにアクション要素が苦手な方にはお勧めできないデメリットだと感じました。

探索、戦闘、ボス戦に変化がなく最後まで同じ『作業』の繰り返しになる

周回プレイで何周しても、探索や戦闘、ボス戦では毎回同じことが発生するため、本当にめんどくさいです。

2周目は敵のステータスが変わったり、攻撃パターンが変わるなどすればまだやりがいはあるのですが、『またか』という印象が強く本当につまらない作業でした。

テキスト情報が多く、だるい

ゲーム内のテキスト情報画面

インベントリ内でキャラクター情報や謎解きに関するヒントなどがあるのはいいことなのですが、その量が多く、初見で抱える疑問に対して、どれが何に関連しているのかという点が分かりにくいこと、そもそも雰囲気づくりという点以外にあまり役に立たないことなどが、僕にとってはだるいと感じてしまいました。

単調な作業や多くの疑問を抱えながら、大量の文章情報を解釈しなければいけないという点は、ゲームバランスとしてどうなんでしょうか。僕は文章を読むことにはそれほど苦を感じない方なのですが、サイレントヒルFについては、『物語の種明かし』よりは『めんどくさい』が勝ってしまいました。

『The Painscreek Killings』なんてもっと情報量多かったけど、めちゃくちゃ楽しめたんだけどなぁ。

1960年代の日本が舞台という点が、『結婚観』や『家族観』にしか反映されていない

本作の発売前には『日本を舞台にしたサイレントヒルシリーズ』という点で、かなり期待していたのですが、ふたを開けてみると『なぜそうしたのか』という点が疑問として残りました。

もちろん、『結婚観』や『昭和の男尊女卑』『人生観』という点を描くために選ばれた時代設定だったことはわかります。

でも、それで何が伝えたかったのでしょうか?

根気強くプレイして物語を解釈した方々のレビューを見ると、雛子の結婚をきっかけに物語が始まりますが、最終的には九十九神まで登場してそれを雛子が神殺しするという良く分からない展開になります。

あくまでも個人的な意見ですが、昭和時代に見られた上記のような観点や慣習というのは、その時代や世相によって形成されるものであり、それを題材に令和でゲームを作ろうとしても無理があると思います。

石器時代をテーマに『ほら、動物たちが寄ってこないように火を焚くんだよ!怖いだろう!』と言われてもポカンです。

だとしたならば、土着信仰だけをテーマに、その背景として昭和の日本を描いた方が100万倍ホラーとして成立したのではないでしょうか。

私はシナリオを担当した竜騎士07という人物を全く知りませんが、制作側の『好き』をプレイヤーに押し付けられているような感じがして、非常に強い嫌悪感を感じました。

もっと言えば、友人や両親を『殺す』という表現は必要だったのでしょうか。もっと別の表現方法があったと思います。昨今で言われるような『コンプラ意識』的なことを言っているのではないです。『表現上必要性があったのか』という点を問うています。

テーマ設定については本当に不満しか残らないゲームでしたが、『いい格好をしようとしてダサくなる老害』感が否めず、この内容でサイレントヒルシリーズを語ってほしくないとさえ思いました。

サイコロジカルホラーじゃない

まずもって、ゲームとして中途半端です。

ユーザーの共感を呼び起こすため、若年層にも刺さりやすい『結婚』というテーマを据えたのでしょうが、それ自体はお飾りであり、最終的には『神様の仕業』というオチになっており、それでいて『サイレントヒルではありたい』という謎の使命感から、プレイヤーに困惑と時間の浪費しか与えない周回プレイ必須という作りにした、制作者側の『自分本位』な作品だと感じます。

往年のサイレントヒルシリーズを振り返ると、ある程度の結末は提示されるものの、『解釈はプレイヤーに委ねる』という余白が必ず用意されていたはずです。

しかしながら本作では『こう感じてください』という押しつけが非常に強く、それを強制するための組み立てにしかなっていない点、もっと言えば『サイコロジカルホラー』ですらないクソゲーだと感じました。

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総評

これからプレしてみようかな?と思っているあなた。やめた方がいい。

500円以下でセールになっているならワンチャンありかもしれませんが、あなたが稼いだ大切なお金をこのゲームに使って、さらには多くの時間を浪費することを僕はお勧めしません。

だったら、僕のオススメのチョコチップメロンパンでも買って食べてください。

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