異業界からの転職が増加、同業界の転職理由は「給与や待遇への不満」が最多
ゲーム業界への転職支援において、同業界からの転職支援は依然として主流であるものの、異業界からの参入割合が2024年の調査と比較して約1.5倍増加していることが分かりました。

これは、生成AIの普及に伴い、従来のゲーム開発スキルだけでなく、他業界で培われたAI活用やプロジェクト管理などの汎用的なスキルを持つ人材もゲーム業界で評価されやすくなっている可能性を示唆しているでしょう。
一方、同業界内で転職を希望する人の理由としては、「給与や待遇への不満」が約半数を占め、2024年と比較して増加しています。クリエイターが自身の働きに見合った待遇や、より適正な評価を重視する傾向が強まっていることがうかがえます。また、「キャリアアップの機会不足」や「労働時間の長さ」への懸念も増加しており、待遇面だけでなく、今後のキャリアや働きやすさも重要な要素となっているようです。

異業界からの転職理由など、調査結果の全容は以下のリンクからご覧いただけます。
求職者は「スキルアップ」を重視、企業は「新技術への適応力」を注視
ゲーム業界への転職で求職者が求めている条件を見ると、両年ともに「スキルアップができる」が最多となりました。特に2026年調査では「やりがい」や「仕事内容」への関心が大きく上昇しており、金銭的な条件よりも日々の業務の充実度や仕事を通じて得られる経験を重視する傾向が読み取れます。

企業側の選考においては、「これまでの経験やスキル」が引き続き重視されていますが、2026年調査では「新しい技術(AIなど)への適応力や学習意欲」が次点に挙げられました。過去の実績だけでなく、急速に変化する開発環境に柔軟に対応できる力が採用において重視されるようになっていることがうかがえます。また、「自社ゲームへの理解度」も挙げられており、スキルや適応力に加え、自社のゲームやコンテンツへの理解も求められる傾向が見られます。

約9割がAIスキルを重視、採用枠が減少する職種とは
新しい技術への適応力が求められる中、求職者のAIスキルの有無はどの程度重視されているのでしょうか。調査では約9割が「非常に重視されている」(34.1%)「ある程度重視されている」(57.0%)と回答しており、生成AIをはじめとするAIスキルがゲーム業界の採用において非常に重要視されていることが分かります。

AIスキルの需要が高まる一方で、AIの普及に伴い採用枠が減少したと感じる職種やポジションも存在します。最も多かったのは「単純作業を伴うアート・グラフィック担当者(背景、小物制作など)」で44.6%、次いで「アシスタントレベルのプログラマー」(37.2%)、「テスト・デバッグ担当者」(28.8%)と続きました。これは、これまで若手や経験の浅いクリエイターが担ってきた基礎的な業務の一部が、生成AIの活用により効率化され、採用枠が減少したと認識されている可能性が考えられます。
AIの普及によって新たに需要が高まっている職種やポジションなど、調査結果の全容は以下のリンクからご覧いただけます。
転職成功への必須対策は「複数スキルの掛け合わせ」と「新技術への適応力」
AI時代において求められる人材像が高度化する中、採用に至らない求職者には「ゲームが好きという熱意だけが先行し、仕事としての厳しさやビジネス視点が欠けているケース」「コミュニケーション能力の不足」「自身のスキルを証明するポートフォリオの準備不足」といった共通点が見られました。
企業側は「ゲームファン」ではなく、周囲と円滑に連携しながら具体的な成果を生み出せる、実務的な能力とマインドを備えた人材を求めていると考えられます。
今後のゲーム業界への転職を成功させるために必要な対策としては、「単一のスキルだけでなく、複数のスキルを掛け合わせる」(48.8%)が最も多く挙げられました。これは、幅広い課題に対応できる人材が求められる傾向にあることを示唆しています。また、「企業ごとの開発環境や最新トレンドに対する深い研究」(41.0%)や「AIツールの活用実績や効率化のプロセスをポートフォリオに反映する」(35.0%)も重要視されています。

AIを活用してどのような成果につなげたのかを具体的に示すことが、転職活動におけるアピールにつながるでしょう。
まとめ
今回の調査から、生成AIの普及により、ゲーム業界の採用基準や企業が求める人材像に変化が生じている実態が明らかになりました。求職者は待遇や働きやすさに加え、最新技術に触れられる環境も重視する傾向にあります。一方、採用企業側は「新しい技術(AIなど)への適応力」を面接時の重要な評価ポイントとし、約9割が求職者のAIスキルを重視しています。
今後は単に作業をこなすだけでなく、AIを活用して制作をリードしたり、新たな技術を取り入れたりできる人材がより求められると考えられます。転職活動においても、「ゲームが好き」という熱意だけでなく、企業のニーズを理解し、自身の強みを具体的に伝えることが重要です。特に、AIツールの活用実績をポートフォリオに盛り込み、業務の効率化や品質向上にどう活かしたのかを示すことで、スキルや経験をより具体的にアピールできるでしょう。
変化の激しいゲーム業界で理想のキャリアを実現するには、複数のスキルを掛け合わせながら自身の市場価値を高め、最新の技術トレンドを踏まえた戦略的な転職活動が求められそうです。

Hiraku agentについて
株式会社Hiraku agentは、ゲーム業界に特化した転職支援やキャリア相談、クリエイターの紹介を行っています。ゲーム業界を熟知したエージェントが、PDCAを回せる面接対策や企業ごとの書類攻略、求人媒体にはない独自の非公開求人を提供し、クリエイターの転職を徹底的にサポートしています。
また、ITフリーランス・副業専門メディア「Hiraku Tech」も運営しており、フリーランスとしての一歩を踏み出すきっかけ作りを支援しています。
クリエイター不足でお悩みの企業様には、ゲーム業界に特化したクリエイターの紹介と転職支援も行っています。エンジニアや3D、コンシューマー、プランナー、イラストレーターなど、幅広いニーズに対応できるクリエイターが多数登録しています。
「複数スキルの掛け合わせ」や「最新技術への適応力」が求められる今、自身のスキルがゲーム業界でどう評価されるか知りたい方、AI時代に身につけるべきスキルやキャリアを相談したい方は、ぜひ気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
調査概要
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調査期間: 2026年8月26日(水)~2026年8月28日(金)
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調査方法: インターネット調査
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調査人数: 1,008人
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調査対象: 調査回答時にゲーム業界の人材紹介業に勤めていると回答したモニター
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調査元: 株式会社Hiraku agent



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