今回はホラーゲーム『Don’t be afraid』を初見プレイしてみたレビューを紹介したいと思います。まず初めに言います。めっちゃおすすめのゲームです。
気になるゲームの内容
まずはどんなゲームなのかという点をざっくり紹介します。
子供目線という珍しいホラーゲーム
主人公は小さな子供。どうやらサイコパスに誘拐されてどこかへ連れてこられたらしいです。あたりを見回すと地下室のような場所で、気持ち悪いマネキンや怪物のようなものがこちらをじっと見つめています。部屋の中を隅々まで調べると何とかドアを開けることができましたが、そこから恐怖の物語が始まります。
基本は謎解きが中心
ホラーテイストではあるものの、ジャンプスケアやおどろおどろしい演出は控えめです。よってホラーは苦手だけど謎解きが好き!という人にもおすすめできるゲームです。
また、謎解きがなかなか初見だと難しい部分が多いです。子供目線でのFPSとなるので、ほんのちょっと視線が低いんですよね。わかってみるとなんでもなかった仕掛けも意外に見つけられなかったりすることが多くて難しいとともに面白いです。
立ちはだかる敵を倒す術はない
主人公が子供なので、ゲームを進める手段として『戦う』という選択肢はありません。『逃げる』か『隠れる』かの選択肢しか与えられてないので、謎を解いて進むこと、敵がいたら見つからないように逃げ隠れするしかありません。
ここもホラーとして面白いなと思ったのですが、何かしらの武器で相手を倒すゲームはありますが、自分がゲームの中では無力なんだということをとても感じながらストーリーを進めることが必要でした。それがなかなか面白い。どうやって隠れるかを考えるだけでもこのゲームの魅力の一つと言っても過言ではないでしょう。
謎を解くカギは手紙やカセットテープなどがある
ところどころに手紙やカセットテープがあり、先へ進むためのヒントやなぜ自分たちが捕らえられているのか、その犯人の人物像などの手がかりが隠されています。隅々まで探索することで、ヒントを見つけとけなかった謎を解決する場合もあるので、ステージごとに探索漏れのないように注意しましょう。
子供には鬼畜と思えるほどのチェイスステージもある
ストーリーを進めていくと敵が自分を追いかけてくる所謂『チェイス』という場面が何度かあります。僕はアクションが苦手なのでここで結構躓きましたが、それぞれのステージを振り返ると子供が主人公ならではの特徴があるように思いました。
それは抵抗する術がないのでかなりハードなポイントに思いがちなのですが、少し頭を使うと追手から逃れる手段が隠されている部分があります。子供だから通れる道、敵の特徴を活かした隠れ方など、何度もリトライしているうちに見えてくる解決策がありとてもやりがいがありました。
このゲームのおすすめポイントはこれ!
ちょうどいいホラー感とちょうどいい謎解き難易度
ビックリさせるだけのホラーゲームではなく、雰囲気や主人公がおかれている立場などプレイヤーの五感に訴えるようなホラー感があると思います。もちろん、ビックリ系の演出もあるのですがプレイを中断するようなレベルの演出ではないので、楽しみながらホラー感を味わうことができると思います。
また、謎解きがとにかく面白いです。最初はちょっと苦戦すると思うのですが、主人公目線に合わせて子供でも想像がつくような解決策が用意されておりちょっと苦戦してすごくすっきりできる謎解きが多いように感じました。
『なぜ捕らえられているのか』の答えはしっかり用意されている
ホラーゲームの中では『クリアしたらハイ終わり』という尻切れトンボ的なストーリーもなくはないのですが、このゲームはちゃんと種明かしも用意されており、納得できる内容だったと思います。意外な結末ではありますが、主人公が子供ならではの結末になっているのなかと感じました。
やり込み勢にはうれしい『分岐エンディング』がある
僕自身、初回のプレイでのエンディングは『バッドエンディング』でした。厳密にいうと、エンディングまではたどり着いたものの、なんか釈然としないのでPSアプリのトロフィーを見たらまさかのエンディングが3つw
ゲームの途中の選択によって分岐しているようで、最初のプレイ録画を何度も見直して分岐要素を探しました。自分なりにあたりをつけて再度プレイしてみたところ、前回とは違うエンディングにたどり着くことができました。
分岐エンディングになっていること自体もストーリーを深める要素として重要だと思うのですが、その分岐の部分がとても分かりにくい!初回ではほぼすべての人がバッドエンドになるだろうと思う仕掛けになっていて、いつしか自分も子供のようにムキになってリトライしていた気がします。ここまで想定して制作されていたとしたらこのゲーム相当神ゲーです。
ボリュームもちょうどよくストレスなくプレイできる
前述したとおり、初見では正規エンドを迎えるのは非常に困難なため、リトライを想定してゲームボリュームが調整されていると思います。そもそも、リトライした場合には正規ルートをたどると少々内容が変わってくる部分もあるので、リトライとは感じない新鮮さを感じられると思います。
それでも、エンディングを迎えるまではそれが正規ルートなのかわからないので、常に緊張感とハラハラドキドキを保ったままプレイできるなかなかに考えられたゲームになっている気がしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。僕はこのゲームを多くの人に強くお勧めします。ホラーが好きな方も謎解きが好きな方も幅広いゲーム好きにお勧めできる優秀な作品であると思います。僕自身、3つ用意されているエンディングであと一つクリアできていないエンディングがあるので、時間を作って再チャレンジしたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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