クロノ・トリガーのストーリー解説第二弾です。今回は前回までと状況が変化し、クロノたちが本格的に地球を救う旅に出て様々な仲間と出会い物語が展開していく部分となります。主な舞台は、中世と未来です。
この記事は下記の動画に沿って解説しています。
不思議の国の工場跡
未来の時代に飛ばされたクロノたちは、廃墟に残った人々からの手がかりを頼りに食料を探しに出ます。新たな手掛かりとともに訪れたドームで故障したロボットを発見、ルッカが修理するとロボが仲間に入ります。
ドームの電源を復旧させる必要があるため一行は北の工場跡を目指します。工場跡ではロボットやモンスターが襲ってきますが、それらを倒し電源を復旧させることに成功。ドームに戻ると閉ざされていたドアが開くようになっていて、ロボを連れた4人でそこにあったゲートへと飛び込みます。
時の最果て
これまで異なる時代のゲートへ飛ばされて移動できていましたが、どうやら未来のドームから移動した場所は見たこともないような場所でした。それは『時の最果て』。時間の迷子となったものがたどり着く場所だと言います。そこにいた一人の老人から助言を受けて、3人でゲートに入ることで安定して行き来できるはずだと教わります。ここからは、パーティメンバーを都度選んで物語を進めていくことになります。
魔の村の人々
時の最果ての光の柱から現代へ戻ってきたクロノたちですが、たどり着いたのは現代ではあるもののどうやら様子が違います。村の人々がみんな魔物ばっかりなのです。
どうやらこの町は、400年前の魔王軍との戦いの際に魔族に支配された村のようです。町のはずれにある『ボッシュ』の小屋を訪ねると、自分たちの『トルース村』に戻りたければ、西の洞窟を抜けるよう指示を受けます。洞窟にはたくさんの魔物が棲みついていますがなんとか潜り抜けてトルース村へと戻ってくることができました。ラヴォスを倒すことと、400年前の魔王軍を倒すためにクロノたちは中世へと渡ります。
現れた伝説の勇者
中世に移動すると、魔王軍との戦いで疲弊しているという情報を聞きつけます。最前線となっている『ゼナンの橋』では魔王軍に阻まれ一進一退の攻防が続いています。お城にあるキッチンで料理長から食料を受け取りゼナンの橋で騎士団長に渡すと物語が進み、橋の上での魔王軍との戦いに入ります。
魔王軍を倒すと橋の南側の町へ行き来することができるようになり、そこで伝説の勇者が現れたという話を耳にします。それは村長の孫にあたる『タータ』という男の子だというのです。一行はタータを追って『ドナデロ山』へと向かいます。
タータとカエル
タータを追ってドナデロ山へ行ってみると、魔物に追われて逃げてくるタータを発見します。どうやらタータは本物の勇者が落とした『勇者のバッジ』をどこかで拾い、それを持っていたので周りから勇者と間違われたようでした。タータは逃げ帰ってしまったので、ひとまずクロノたちは山の奥深くへと進んでいきます。
ドナデロ山を進んでいくと、グランとリオンの二人とボス戦になります。クロノの『かまいたち』を使いながら撃破すると、グランとリオンは伝説の剣『グランドリオン』を守る精霊だったことがわかります。こうして伝説の剣『グランドリオン』を手にしたクロノたちですが、グランドリオンは折れてしまっており使えないことがわかります。一旦山を下りて、タータが落とした勇者のバッジの持ち主であるカエルを訪ねます。
カエルは中世の時代に盟友『サイラス』とともに魔王軍へ戦いを挑み、敗北した過去を持っていました。魔王軍との戦いに乗り気ではないカエルですが、グランドリオンの修復に現代のボッシュが関わっているということを耳にします。
現代でボッシュを訪ねると、グランドリオンを持っていることに驚きながらも、修復できる可能性を示唆します。ただし、それは『ドリストーン』という石が必要で、そのためには気の遠くなるような時間が必要だと教えてくれます。クロノたちは、ドリストーンを求めて、はるか昔原始時代へとゲートに飛び込みます。
赤い石 めずらしい石
時の最果てから原始時代へと向かった一行ですが、たどり着いた山奥で恐竜の群れに襲われます。なんとか倒しつつも数が多く歯が立ちません。そこに、一人の女性が恐竜を退治してくれました。彼女の名前は『エイラ』と言い、原始時代で村長をしていると言います。村へ招待されたクロノたちはエイラの後をついていきます。
クロノたちを歓迎してエイラをはじめとした村人たちが歓迎の宴を開いてくれました。そこで、エイラが持っている赤い石がドリストーンであることがわかります。エイラとの『飲み比べ』に買ったら譲ってくれるというのでクロノは勝負します。見事勝負に勝ちドリストーンを手に入れました。
夜が明けてみると、ゲートを通るために必要なゲートホルダーが無くなっていること、エイラのパートナーである『キーノ』が朝から行方不明であることがわかります。『迷いの森』に行ってみるとキーノを見つけましたが、ゲートホルダーは恐竜人が持ち去ったということがわかります。
足跡!追跡!!
キーノの話を手掛かりにクロノたちは恐竜人のアジトを目指します。たくさんの恐竜が蔓延る中、エイラの協力もあって恐竜人を統率する『アザーラ』を追い詰めると、アザーラは『ニズベール』を差し向けてきました。ニズベールを倒すとアザーラはゲートホルダーを置いて逃げていきました。
ゲートホルダーを取り返したクロノたちはエイラと別れて現代のボッシュのもとへ向かいます。
戦え!グランドリオン
現代に戻ったクロノたちは、折れたグランドリオンとドリストーンをボッシュに手渡します。これなら修復ができると言い、ルッカも手伝ってグランドリオンの修復をすると、グランドリオンが本来の輝きを取り戻し、また使えるようになりました。
グランドリオンを修復したクロノたちは、中世へと渡ります。復活したグランドリオンをカエルに手渡すと、それまで後ろ向きだったカエルはかつての魔王軍との戦いについて語ってくれます。クロノたちの言葉もあり再度魔王軍を倒すために戦うことを決意したカエルがパーティに加わります。
こうして、カエルを加えたクロノたちは魔王軍の巣窟『魔岩窟』を目指していくこととなります。
今回のポイント
今回のチャプターは、大きな流れとして中世で起きていた魔王軍との戦いが中心に物語が展開していきます。かつて魔王軍と戦ったカエルがストーリーに大きく関わること、原始時代においても恐竜人とエイラたちの戦いが起きていたことなどが、徐々に明らかになってきます。
クロノたちの地球を救う思いと、カエルの中世での魔王軍を倒せなかった悔しさが交差する非常にドラマティックな部分でもあり、iOS版などの『クロノ・トリガー アップデート版』などでは追加ムービーも収録されているため、より物語の世界が鮮やかに描かれている部分でもあります。
いよいよ次回からは魔王軍との戦いからの解説です。ぜひ次回もご覧ください。
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