開催の背景:AIに触れる機会の地域格差を埋める
近年、AIは子どもたちにとって急速に身近な存在となっています。しかし、AIに触れる機会は家庭環境に左右されやすい現状があります。
NPO法人南河内こどもステーションは、障害の有無にかかわらず、どの子も同じ場所で学び、同じ体験を持ち帰れる場をつくることを目指し、40年以上の活動を続けています。子どもたちが将来を思い描くための材料をできるだけ多く、分け隔てなく手渡したいという思いから、AIという新しい道具に触れる機会も地域の場で誰もが持てるようにしたいと考え、本イベントに共催として参画しました。
また、高校生が将来なりたい職業として「投資家」を挙げるなど、子どもの将来観にも変化が見られ、お金や将来設計への関心が高まっています。本イベントは「AIを身近に」「なりたい将来とお金の学び」を一つの体験としてつなぐ場としても位置づけられました。
体験の3本柱
イベントでは、以下の3つの体験コンテンツが提供されました。
- 「なりたい」をAIで描く 画像生成体験
子どもが「なりたい職業・好きなもの」をテンプレート選択式で選ぶと、AIがその場でオリジナル画像を生成し、印刷して渡されました。不適切な生成が起きないよう、選択式が採用されました。 - タブレットで楽しむAI体験アプリ(診断&ミニゲーム)
専用ランチャーから「お金の才能診断」「手相診断」などの診断コンテンツやミニゲームを自由に体験できる形で提供されました。 - AIでつくるゲーム制作体験
6つの質問に答えるだけで、自分だけのアスレチックコースがその場で組み上がり、すぐに遊べる体験です。1組あたり約5分で、大型モニターにAIが組み上げる過程を映しながら進められました。安定した体験を提供するため、事前に検証されたテンプレートを組み合わせる方式が採用されました。8月の2日間は、この体験が中心に実施されました。
※使用ツール:Roblox Studio(本イベントはRoblox Corporationとは無関係の非公式イベントです。)
ゲーム制作体験の流れ
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STEP1 こたえる(約1〜2分):難易度・時間制限・消える床・回る床・トランポリン・浮かべる生き物の6問に答えます。
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STEP2 できあがる(約1〜2分):回答をもとにAIがアスレチックコースを組み上げる過程を、大型モニターで見てもらいます。
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STEP3 あそぶ(約5分):その場でテストプレイ。自分の答えが形になったコースを、実際に走ってもらいます。
文字入力やプログラミングの知識は不要で、「AIを使う」から「AIでつくる」へ、予備知識のない子どもでも5分で一周できる設計となっています。
開催概要と実績
第1回: 2026年7月25日(土)・26日(日) グランフロント大阪 北館1F(大阪市北区)

第2回: 2026年8月15日(土)・16日(日) イオンモール京都桂川 1階 月の広場(京都市南区)

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参加費: 無料(事前予約不要・当日自由参加)
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対象: 子どもとその保護者(実績は3歳〜中学生)
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主催: ソフトバンク株式会社
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共催: テレニシ株式会社/株式会社Teala ふくち。グループ(NPO法人南河内こどもステーションを含む)
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協力: 就労継続支援B型事業所 オレンジワークス藤井寺(印刷物・ノベルティ制作)
7月の実績:
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AIコンテンツの体験 延べ332回(7/25=205回/7/26=127回)
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ゲーム制作体験 100組以上/提供コンテンツ 12種類以上
8月の実績:
- ゲーム制作体験 延べ29組・のべ49名(8/15=15組24名/8/16=延べ14組25名)
※同一組の再来場1件を除いた実数は28組46名
当日の様子:3歳から中学生まで多様な参加者
8月15日・16日の2日間では、延べ29組・のべ49名が体験しました。学齢の内訳は、未就学(3〜5歳・年長)が23.9%、小学1〜2年相当が30.4%、小学3〜4年相当が21.7%、小学5〜6年相当が15.2%、中学生が8.7%でした。4分の1近くが未就学児で、8月16日に限れば36.4%を占めています。質問に答えるだけでゲームが組み上がる方式としたことで、文字入力やプログラミングの経験がない年齢でも最後まで体験できました。
会場では、年長の女の子が体験したあと、その様子を見た小学5年生の兄を連れて戻ってきた組や、午前中に体験した親子が、同日にもう一度つくりに来た組、友だち同士の小学6年生2人がそれぞれの母親とそろって来場した組、4歳から中学2年生までのきょうだい3人が並んで取り組んだ組など、多様な参加者が見られました。

また、会場で配布された印刷物やノベルティは、就労継続支援B型事業所 オレンジワークス藤井寺が制作を担いました。子どもがAIに触れる場を、福祉の現場と一緒につくる体制で運営されました。

参加者アンケート:AIに縁のなかった層へアプローチ
7月の会場で実施された匿名アンケート(有効回答37件)では、以下の結果が得られました。
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97%:AIをテーマにしたイベントへの参加が初めて(36/37)
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54%:AIは未経験、またはチャットを使ったことがある程度(20/37)
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97%:体験して「たのしかった」と回答(36/37)
これらの結果から、すでにAIに関心のある層の再来ではなく、これまでAIに触れる機会のなかった家庭に体験が届いたことがうかがえます。NPO法人南河内こどもステーションが地域の子育て層へ直接呼びかけたことが、この結果につながったと考えられます。
※会場内アンケート(2026年7月25〜26日実施、有効回答37件)は、回答数が限られるため、傾向として参照ください。
今後の展望
NPO法人南河内こどもステーションは今後も、家庭の状況や障害の有無にかかわらず、子どもが新しいものに出会える場を地域の団体・事業者と連携しながらつくっていくとしています。
法人概要
NPO法人南河内こどもステーション
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所在地:〒583-0856 大阪府羽曳野市白鳥3-13-11 塩野マンション101号
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代表者:田原均(たはらひとし)
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設立:1983年に前身「羽曳野おやこ劇場」として活動開始、2005年にNPO法人格を取得
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活動内容:こども食堂「みんなの食堂」、一時保育、おやおやくらぶ、文化鑑賞、農業体験、各種くらぶ活動など
株式会社ふくち。(共催)
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所在地:大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル29階
就労継続支援B型 オレンジワークス藤井寺(制作協力)
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所在地:大阪府藤井寺市沢田1丁目30-21 オースクレインハイツ101



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