導入の背景と目的
オープンインターネットにおけるプログラマティック広告市場は急速に成長していますが、データ流通量の増加に伴い、ミリ秒単位での入札処理を実現する超低レイテンシーの要求や、膨大なトラフィックを処理するためのネットワークコストの高騰が、アドテクノロジー企業のプラットフォーム運営における技術的課題となっています。
UNICORNはこれらの課題を解消し、パートナー各社との取引規模拡大と広告主へのさらなる還元を両立させるため、トラフィックの増大に柔軟に対応できる拡張性とコストパフォーマンスに優れた「AWS RTB Fabric」の適用を開始しました。
AWS RTB Fabricとは
AWS RTB Fabricは、SSP(Supply Side Platform)とDSP(Demand Side Platform)間のリアルタイム入札通信を最適化するAWSのフルマネージドネットワークサービスです。RTBワークロードは大量のビッドリクエスト/レスポンスを高頻度で交換するため、通常のインターネットエグレス料金が膨大になりがちですが、AWS内のRTB専用ネットワークを経由することでデータ転送コストを大幅に圧縮できます。
AWS RTB Fabricの詳細については、以下のブログ記事をご覧ください。
AWS RTB Fabricについて
「AWS RTB Fabric」適用による成果
UNICORNとfluctの両社は「AWS RTB Fabric」の適用を行い、相互取引基盤において以下の成果を実現しました。
- データ転送に伴うコストの80%削減を実現
「AWS RTB Fabric」の専用ネットワーク環境を活用することで、従来の公衆インターネット経由と比較し、データ転送量に対するネットワーキングコストを80%削減することに成功しました。 - 応札数の拡大によるビジネス成長機会の獲得
ネットワークコストの大幅な削減により、より多くの入札リクエストの流入が期待できるほか、従来コストを理由に抑制していた応札数を増加させることが可能となりました。これにより、広告効果の最大化を実現し、両社の事業成長に直結するビジネス成果を生み出すことが期待されます。 - データ増大にも耐えうる強固な配信基盤を確保
トラフィック増加に伴うインフラコストの課題を大幅に抑制できたことで、今後の事業成長や急激なデータ増大にも耐えうる強固な配信基盤が確保されました。インフラの最適化によって創出されたリソースは、アルゴリズムや新たな広告フォーマットの開発などへ重点的に投資され、広告主へより高品質なサービスを提供できる体制が整えられています。
関係者のコメント
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 常務執行役員 技術統括本部長の巨勢 泰宏氏は、「AWS RTB Fabricは、広告業界が長年抱えてきた大量データ転送と低レイテンシーという課題を解決し、広告の収益性と効果を最大化するサービスです。UNICORN様、fluct様をはじめとするお客様がこのテクノロジーを活用し、新たなイノベーションを生み出すことで、日本の広告業界のさらなる発展につながるものと確信しております。」とコメントしています。
UNICORN取締役の璩 暁毅氏は、「AWS RTB FabricのPoCを通じて特に可能性を感じているのは、既存の配信基盤へ比較的容易に組み込めるアーキテクチャである点です。導入や接続にかかる負荷を低減できることで、より多くのパートナーが参加しやすいオープンなエコシステムの実現が期待できます。また、コスト効率の改善に加え、UNICORNとSSP間の処理経路が最適化されることで、広告取引におけるレイテンシの短縮も期待しています。これは広告主やメディアにとっての価値向上だけでなく、ページ表示や広告配信の高速化を通じて、ユーザー体験のさらなる改善にもつながると考えています。」と述べています。
今後の展望
UNICORNは今後、今回開始した「AWS RTB Fabric」の適用をはじめとして、AWSジャパンとの協力のもと、さらなる技術基盤の強化を継続的に進めていくとのことです。また、強固な基盤を核とした事業の拡大を図ることで、広告エコシステム全体に寄与する価値の創造を目指していくとしています。
関連イベントのご案内
今回の取り組みに際し、2026年7月17日(金)にAWSジャパン主催イベントが開催されます。UNICORNがAWS RTB Fabricを軸としたオープンエコシステムへの参画を決めた背景と、DSP・SSPが共に加わることで生まれるネットワーク効果の真価が対談を通じて紹介される予定です。当日は、参加企業同士のネットワーキングも予定されています。
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イベント名: AdTech meet up! 「変わる広告、変わらない価値 ― いまAdTech事業者がAWSに集まる理由」
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開催日時: 2026年7月17日(金)16:00-19:00
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場所: 麻布台ヒルズ森JPタワー 36階 セミナールーム(東京都港区麻布台1-3-1)
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参加費: 無料
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登壇情報: パネルディスカッション「アドテク事業者はどこに投資すべきか?—オープンエコシステムが切り拓く次の成長戦略」にUNICORN株式会社 取締役 璩 暁毅氏が登壇します。
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お申し込み: 登録フォーム
各社について
株式会社fluct
「パブリッシャーの未来を、パブリッシャーと創る。」をビジョンに掲げ、国内最大級のSSPを開発・運営しています。Google認定の最上位資格「GCPPプレミアパートナー」としてGoogle社とも連携しながら、パブリッシャーの成長をトータルでサポートしています。
株式会社fluct
UNICORNについて
月間買い付け可能トラフィック数1.2兆impを超える、国内最大級の全自動マーケティングプラットフォームです。リアルタイムにインプレッションの価値を予測し、最適な価格での自動入札を実現。独自の不正検出アルゴリズムにより不正な広告を排除します。3DやAR、ボリュメトリックビデオを活用したリッチクリエイティブや、ゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」など、デジタル広告の可能性を広げる配信メニューも提供しています。
UNICORN
UNICORN株式会社について
2013年、アドウェイズの100%子会社として設立。国内最大級の全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」を提供しています。
UNICORN株式会社
株式会社アドウェイズについて
2001年設立。2006年に東京証券取引所に上場。アプリ・Webの包括的なマーケティングを支援する広告事業、テクノロジーを駆使し新しい広告表現や広告効果最大化を実現するアドプラットフォーム事業、ライフスタイル事業、DX事業など、領域をまたいだ事業を展開しています。
株式会社アドウェイズ



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