経営の現状と変革計画
ネクソンは2025年度に、過去最高の通期売上収益4,750億円、通期営業利益1,240億円を達成し、期末時点の現金及び現金同等物は8,000億円超に達しています。このような好調な経営状況を背景に、ネクソンは開発プロセスの再設計、コスト管理の徹底、IPポートフォリオ及びフランチャイズ拡張戦略、そしてグローバル展開を予定する新作タイトルのパイプラインに焦点を当てたプレゼンテーションを実施しました。

パトリック・ソダーランド会長は、今回の計画が経営立て直しではないことを強調し、「当社は販売やリリース後も、愛着を持つゲームにおいて新たな体験を求める数百万人規模のプレイヤーコミュニティと長期的な関係を築いてきた」と述べました。また、Embark StudiosのCEOも兼任するソダーランド氏は、「『ARC Raiders』は、ネクソンがグローバル市場で通用する作品を創出できることの証明です」と語り、新たな市場への展開加速戦略について触れました。
主力フランチャイズと新作タイトルの成長戦略
代表取締役社長のイ・ジョンホン氏は、『メイプルストーリー』、『アラド戦記』、『FC』、『マビノギ』といった主力フランチャイズの成長戦略と、新作パイプラインを紹介しました。

イ・ジョンホン氏は、「『メイプルストーリー』フランチャイズは、新作の投入や新たなゲーム体験の提供により、サービス開始から22年を経てもなお成長を続けています。この成功は、『アラド戦記』のような他の大型フランチャイズの成長戦略モデルとなります」と説明しました。現在、『アラド戦記』フランチャイズでは、『Dungeon&Fighter: Idle RPG』、『Dungeon&Fighter Classic』に加え、AAAタイトルである『Dungeon&Fighter: ARAD』及び『Project OVERKILL』を含む4作が開発中であるとのことです。
AI導入に関する見解
ネクソンは、数十年にわたるプレイデータやプレイヤーとのやり取りを集積したデータベースを学習させた人工知能(AI)の導入についても説明しました。イ・ジョンホン氏は、「プレイヤーとのインタラクションを集積した膨大なデータベースは、他社が容易に真似することのできないネクソンの競争優位性です」と述べ、AIがゲームデザインからライブサービスに至るまで、あらゆる意思決定において「コンテキスト」を踏まえた判断を可能にしていると説明しました。同氏は、この手法がクリエイター人材を置き換えるものではなく、クリエイター人材がコンテキストを踏まえて創造することを可能にするものだと強調しました。

開発パイプラインの最新情報
本イベントでは、ネクソンの充実した開発パイプラインに関する最新情報も発表されました。
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『Dungeon&Fighter: Idle RPG』: 『アラド戦記』の世界観を手軽に体験できる新作タイトルで、年内にリリースが予定されています。
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『Dungeon&Fighter Classic』: 『アラド戦記』のアクション体験を現代的なUXで再構築したリブート版で、2027年のリリースが予定されています。
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『Dungeon&Fighter: ARAD』: 『アラド戦記』フランチャイズのグローバル展開を目的とした取り組みの第2作です。
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『Project OVERKILL』: 同取り組みの第3作となる、PC及びコンソール向けオンラインアクションRPGで、戦闘物理とビジュアルを全面刷新しています。初期テストでは、プレイヤーから高い関心が示されました。
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『Vindictus: Defying Fate』: 『マビノギ』フランチャイズをベースとした、PC及びコンソール向けの最新アクション体験です。
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『NAKWON: LAST PARADISE』: 崩壊後の都市を舞台にした、マルチプレイヤー・サバイバルゲームです。直近で実施されたクローズドアルファテストでは同時接続者数37,000人超を記録し、マーケティングを行っていない完全新作として極めて大きな成果となりました。
キャピタル・マーケット・ブリーフィングのトランスクリプトはネクソンのIRウェブサイトで閲覧可能です。また、アーカイブ動画も後日同サイトに掲載される予定です。
ネクソンに関する詳細情報は、以下の公式サイトでご確認いただけます。
株式会社ネクソン
※このプレスリリースは、投資家の方々にネクソングループに関する参照情報を提供することを目的としており、株式その他の有価証券等の売買等を勧誘又は推奨するものではありません。



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